奈良モラロジー事務所 家訓づくり開催報告

 

 

 

 

 

 

 

平成28年10月30日 奈良モラロジー事務所さま主催の公開セミナーとして家訓づくりを実施いただきました

 

モラルジー研究所とは、 全国に支部をもつ公益法人で、下記のような理念をもち活動されている団体です。

(参照:http://moralogy.jp/?page_id=1293

 

モラロジーとは、モラル(道徳)とロジー(学問)を組み合わせた新しい学問分野の名称です。法学博士・廣池千九郎が道徳の実行とその効果を明らかにするために研究と実証を積み重ね、大正15年(1926)、新しい学問として「モラロジー」を提唱しました。

 

道徳の研究をはじめ、人間、社会、自然のあらゆる領域を考察し、人間がよりよく生きるための指針を探求し提示することを目的とした総合人間学です。

 

喜びに満ちた人生を築くためには、心づかいを重視する質の高い道徳の実行によって、日々の“心づかいと行い”を改善し、自己の「品性」の向上に努めることが大切であると考えています。

こうして人間一人ひとりが高い品性を培い、その心づかいを家庭や職場、さらに社会、国家へと漸次に普及していくことによって、真に心豊かで平和な世界の実現をめざしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

開催にあたっては、奈良モラロジー事務所 青年部代表の井上さまにご尽力いただいています。井上さんは大和郡山JCのOBで、3年前、開催させていただいた折、プログラムを評価くださり、今回の開催につながりました

 

モラロジーでは、こうした公開例会は少なく、勉強会が中心の活動をされているとのことです。家訓づくりの本当のテーマである「道徳の実践」というテーマに賛同いただき、プログラムを採用いただきました。

 

この日は、定員の50名をこえる多くの来場者にめぐまれ、老若男女、3世代にわたってのご家族での受講される姿もある、大変楽しい会となりました

 

「道徳の実践」といっても、実際家訓づくりで紹介している道徳は、「靴を揃える」そんなシンプルな習慣ばかりです。ワークショップのなかでご家族の歴史を振り替えつつ、そんな「当たり前の気遣い」と、それが出来ていない現状を振りかえる時間とすることができました。

 

今井代表世話人をはじめとする奈良モラロジー事務所の皆様、また講師の推薦をくださった井上さん、ありがとうございました

 

道徳を実践されるモラロジーの皆様にむけて、「家訓づくり」は、ちょっと荷が重い?セミナーになるかなっとドキドキしていましたが、完璧な設営のおかげで、楽しく前向きな進行をすることができました。

 

今後もお手伝いできることがあれば何なりと申し付けください!

あらためて、ありがとうございました。ご縁に感謝しております^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画像は、NHKの朝の連続ドラマ「とと姉ちゃん」で登場した小橋家の家訓です。

ドラマの中では、折り目のついた生活の素晴らしさが描かれ、昭和の時代、どこにでもあったであろう礼儀正しいご家族の日常が話題になりました

 

劇中、「ささやかな習慣が幸せを招く」とのメッセージが幾度となく登場しました。

しつけとは、相手を気遣うささやかな習慣です。そして、そんな「ささやかな習慣」が幸せを招くとの指摘は、現代をいきる我々に強烈な印象をのこしています

 

塾や学校での教育ばかりが取り上げられる中、一番危機を感じなくてはいけないのは、家庭での教育だと家訓二ストは考えます。そして「教育」は子どもに施すものでなく、親である我々自身の立ち振る舞いではないでしょうか?

 

「家訓」は日常のなかの実践で大きな効果を発揮します。

言うは易し行うは難し。「靴をそろえる」。あるいは、小橋家家訓にある「自分の服は自分でたたむ」そんな、小さな心がけが、家族をかえるきっかになることを約束します。

 

家訓を実践するコツはたった1つ。

お父さんお母さんが実践すること(背中でみせる)

今の自分が出来ていないことを息子や娘ができるとは思えません。ぜひ、家訓でつくるささやかな習慣で、ご家族に幸せをお招きください^^