■家訓ニストの明るい家訓相談室
質問
家訓の本に触発されて旦那さんが家訓をつくってくれました。その家訓がわたしが普段から大事にしている内容だったので、嬉しかったです^^
さて質問です。4歳になる息子がいうことを聞かない時、どうやって言い聞かせるのがいいのでしょう・・・手をあげていいものか?なやんでいます。
家訓ニストさんはどうお考えでしょうか? (35歳の奥様)
答え
家訓の本を読みこんでいただきありがとうございます^^
旦那さんが考えた家訓と奥様の考えが一緒だったというお話しに感心しています。子育ては「共感」が大事、一緒だったという事実だけで、おなかいっぱいです。もう家訓は必要ありません!ブックオフで転売ください
さて、いう事を聞かないお子さんに手をあげていいか?との質問ですが、家訓ニストは、全身全霊をこめ「バシッ」と殴り飛ばすことをおススメします。
ただし、お父さんお母さんのいずれかが、時間がおいてフォローしてあげてくださいね^^;
■子どもを殴っていいものなのか?を考える
※WEBでみつけた否定派の意見を掲載してみます
ここ数年、教師による生徒への体罰が問題になることが多い気がします、子育てや教育の一環として体罰を必要と考える国や文化は少なくない。実際、日本とアメリカでは、過半数が幼少時に親から叩かれた経験があるという調査結果も出ているそうです。しかし、最近の研究によると、叩くことは様々な観点から子供の成長にマイナスに働くことがわかってきている。
日本の親は「子供を叩くこと」に肯定的?
2009年にアメリカの育児情報サイトbabycenterが1300人以上のママを対象に行ったった調査によると、49%が子供をしつけのために叩くと答えている。この数字は高いように思えるが、実は日本では61.5%の親がしつけのために子供を叩くことが必要だと考えている。これは、象印が今年4月に第1子が3歳以上6歳未満の子どもを持つ既男女400名 に対して行った調査結果だ。
一方で、親自身が子供の頃に叩かれた経験があると答えたのは、アメリカで81%、日本で52%とアメリカの方が日本を大きく上回る。興味深いのは、アメリカ人は自身が叩かれた経験を否定的に捉え、自分の子供のしつけには異なるアプローチをとることが多いのに対し、日本では、幼少時に叩かれた経験のある親の大半が、自身の子供を叩くことを肯定的に捉えているという点だ。
子供を叩くべきでない理由
では実際のところ、しつけのために子供を叩くことは効果的なのだろうか?米国小児科学会はどの様な状況下であっても、子供を叩いてはいけないとしている。その理由として同学会は以下の理由を挙げている:
- 最初は効果があるように見えても、時間の経過とともに効果が薄れる
- 大半の親は子供を叩くことが本当は嫌なため、子供に対して一貫性のある対応をとらない
- 子供を叩くことは、子供に責任感を学ばせるという意図に反し、子供の攻撃性や怒りを助長させる
- 親は多くのの場合冷静さを失い、後で自分の行為を後悔する
- 子供を傷づけることにつながりかねない
叩くことは子供の発育に悪影響を及ぼす
2009年にアメリカのデューク大学やハーバード大学などのチームが行った研究で、子供を叩くことは、子供の発育に悪影響を及ぼすことが判明している。しつけで叩かれることの多かった1歳児は、2歳になると他の子供よりも攻撃的な態度を見せることが多く、3歳になると認知力のテスト結果が他の子供よりも低いという結果が出ている。
これに対し、言葉で子供を叱った場合には子供の攻撃性や認知力に悪影響を及ぼさないことがわかっている。興味深いことに、言葉で叱った後、母親が子供の感情を気遣ってフォローをしたケースでは、子供の認知力テストの結果が向上したという結果も出ている。
子供に誤ったメッセージを送ってしまう
子供は叩かれる痛みを通じて何を学ぶのだろうか?親が期待するのは同じ過ちを繰り返さないことであるが、専門家はそうした効果は認められず、むしろ以下のような誤ったメッセージを送ることになると述べている:
- 他人を叩くことで怒りやフラストレーションを発散しても良い
- 強い者は弱い者に対して力を行使しても良い
更に悪影響として、子供は叩かれる痛みや恥ずかしさから逃れるために嘘をつくようになると言う。
効果的な「叱り方」
感情まかせの理不尽な叱り方は論外だが、不測の事態が懸念されるとき、子供を危険から学ぶためについつい厳しく叱ってしまいがちだ。こうしたとき、専門家が推奨する効果的な叱り方は、「行為の結果」として待ち構えている「罰」を子供に対して明示することだ。例えば、「家族で外出時に一人でどこかに行ったらすぐに帰宅する」などといったルールを示し、子供にも口に出してそのルールを言わせる。それでも一人でどこかに行こうとしたときには、「なるほど、もうお家に帰ることにしたのね」と冷静に言って聞かせ、帰宅をする。この方法は、口頭で注意したり、叩いたりするよりも子供の学習効果が高いそうだ。子供がまだ幼く、この方法が通用しない場合には、親がしっかりと監督をして子供を危険から守る他ない。
本来、しつけとは子供に正しい状況判断をさせるためのトレーニングであるが、今回紹介した研究結果からも明らかなように、子供を叩くことは逆効果であるばかりか、子供の中長期的な発育にとってもマイナスであることを認識することが大切だ。
■それでも家訓ニストは殴るべきだと!と訴える
子育ての本をよむと、「手をあげてはいけない」という意見が多数をしめているようです。
実際、現場のお母さん達からは、いう事を聞かない子ども達に、一生懸命むきあい、それでもいう事を聞いてもらえず、あるいは、発作的に殴ってしまい、後から後悔してしまうというお話しを聞いてきました
考えみれば、猿から進化して10万年もの間、どの時代、どの国でも、子育てはず~っと、悩みの種です。そしてその悩みはこれからも続くのでしょう
答えのない子育ての悩み。もしかしたら「答えがない」という点こそが悩みの元なのかもしれません
「子どもを殴っていいのか?」という問いに対しても賛否両論あるのが事実であり、また同じく「答えがない」という状態です
ただし、僕自身は親から殴られて育ち、恨んでもいるし、感謝もしています。親も手をあげることに対しては、葛藤し、また子どももそんな親を見て育つのが子育ての輪廻です。
ただ1つ言えるのは、10万年の子育ての歴史で、「殴っちゃいけない」と言われるようになったのはたかだか、数十年のことではないか!?という疑問です
殴られて育った子どもに悪影響があるとしたら、僕自身が欠陥品・・ということにもなります
そして古今東西、みんな親に怒られ、殴られ大きくなってきたと思います
これから「殴っちゃいけない」理論で育ってきた子どもたちが大きくなっていきますが、そもそも、「痛み」って肌で感じるものでなく心で感じるものなのではないでしょうか? 叩くことも「痛み」であるし、また何気ない言葉や、困った時に助けてもらえない、そんな「痛み」もあるはずです。
だからこそ家訓ニストは、いう事を聞かない子どもには手をあげるべきだと考えます
以下、家訓ニストが提案する「殴って育てる3カ条」を提案します
その① 殴るなら全身全霊で殴る。そして殴ったことに後悔しない
その② お父さんお母さん両方で責めない。片方は守ってあげる
その③ 家訓をつかって、怒られた理由を子どもに理解させる
とくにその③が大事です
親も人の子、怒っている間に主旨が変わってくることって経験ないでしょうか?
怒る基準を明確にしておかないと、その日の気分やその日の天気で怒ってしまうことにつながります(>_<)
子育ては尊いものです。
そして親自身も子育てのなかで成長していくものなのでしょう
「家訓」にはそんな子育ての悩みと向き合ってきた古今東西の知恵が詰まっています。
家訓をつかって、笑顔のたえない、そしてちょっぴり厳しい部分もある、そんな家庭が日本中に広がることを夢想しています
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