茨城空港でいく47位からの46位の旅

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

茨城空港は、茨城県の中央部の小美玉市に位置する空港で、首都圏に位置する三番目の空港として知られています。

羽田、成田に比べ地味すぎる存在感ですが、近年はスカイマークや、中国のLCCが就航便をふやし、近隣の住民やビジネスマンにとってかかせない足としてその役割をましています。

 

その特徴は、駐車場がただ。航空自衛隊の戦闘機がみられる?とのメリットに加え、東京までだって約1時間半、500円(空港便利用時 利用者以外でも1000円)で利用可能なアクセスと、使い分けによっては都内のユーザーにとっても便利な空港になっています

 

たとえば、水戸駅からスーパーひたちで、東京まで行く時間は1時間強+4000円が必要です

しかし、おなじ1時間+8000円(早わり)で神戸空港まで行くことができます。水戸から関西方面に行く場合、茨城空港はすごく便利です。おなじように関西の方も、旅のプラン次第で、1時間+8000円で関東を満喫できることにもなります

 

田舎ものの幡谷にとって、羽田空港にいくまでひとつの旅。目的地につくまえに疲れ切ってしまうより、茨城空港から楽ちんなアクセスで、北海道、神戸、福岡、那覇っと(平成28年2月就航便)いろんな処にいけるのは、はかりしれないメリットがあるのです^^

 

ぜひ皆様もご活用ください。とくに宇都宮や、福島(浜通り)の皆様にとっては、盲点となる旅の選択肢です。茨城から旅の出発を、そして遠方の皆様には、茨城を旅の目的地にしてみてください

 

 

茨城県は、魅力度ランキング47位と苦戦する県です。

 

都道府県の魅力度ランキングとは、株式会社ブランド総合研究所が実施している「地域ブランド調査」に基づき、都道府県のブランド力を評価した指標を魅力度としてランキングしたものです。地域ブランド調査は2006年から実施され、当初は市町村だけが対象でしたが、2009年の調査からは都道府県も対象となりました。調査は、全国約3万人がそれぞれの地域に対して魅力度、認知度、情報接触度、各地域のイメージ、情報接触コンテンツ、観光意欲度、居住意欲度、産品の購入意欲度、地域資源の評価などを質問し、各地域の現状を多角的に評価分析しています。その中で、個々の都道府県について「魅力的だ」と肯定回答した人の比率についてのランキングです。

 

1位 北海道 2位 京都 3位 東京4位 沖縄 5位 神奈川 ・・・

43位 滋賀  44位 埼玉 45位 群馬 46位 佐賀 47位 茨城

 

 

幡谷の住む茨城は、3年連続過去7年で計6回の最下位っという壊滅的なデータとなっています(―_―)!!

茨城県は、関東地方の北東部に位置する県で、もとの常陸国全域と下総国北部(明治 以降、千葉県より移管)にあたる。県の人口は2,909,974人(2015年9月1日)で、日本の 総人口の約2.3%を占めており、静岡県に次いで全国第11位です。

人口だけでいえば、広島、京都、宮城よりも多いのにパッとしない県に位置付けられています

 

一方、茨城の目下のライバル佐賀県は、どんな県なのでしょう?

人口は83万人で42位。近年、がばい婆ちゃんや、佐賀の歌など自虐的ながらもPRには成功している印象もありますが、こちらも地味(>_<)

 

今回、幡谷は茨城空港の可能性を探るため、茨城から福岡へ飛び、さらに足をのばして佐賀県での観光を楽しんできました。

 

敵をしり己をしれば百戦あやうからず

 

魅力度47位と46位が競うドングリ旅です(-_-;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茨城空港から福岡までは約2時間。そこから車で1時間も走れば佐賀県となります。

佐賀県と茨城県の共通点は、大都市に近い(福岡、東京)点。そして新幹線がない点です。

 

 

周囲に魅力的な観光地がある場合、その周辺は取り残されます。佐賀の場合、手前に博多。そして奥には長崎を控えています。なかなか途中下車して遊んでいこうっという風にはなりません。

おなじように、茨城においても、東京まで観光客が来たと仮定した場合、東京都内の観光地との競争、ディズニーランドとの競争、そして都内から2時間っという立地圏であれば、日光や箱根。そして新幹線をつかえば、仙台、長野、名古屋までもが、観光地の競争相手になります。

 

お互い魅力ランキングで苦戦するには「訳」がありそうです。

また同じ田舎の県であっても湯布院を控える大分は魅力が高くなります。こうしたキラーコンテンツを持つことも、最下位から脱出するための重要なファクターと言えそうです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に訪問したのが唐津。

唐津には江戸時代から続く、【唐津くんち】という祭りがあります。

 

今回、いってきたのは、その博物館です。見るのと聞くのは大違い。そして現場に行ったときの感動はそれをも凌駕するものです。まじかにみる山車は、どれも荘厳で、どこかキュート。そしてとんでもなくデカいものです。こんな大きな山車を和紙とうるしだけ作り上げるというから驚きです。

 

また展示室の近くでは、山車の修復作業を見学できる施設もあり、ぜひとも祭り当日にも訪れてみたいと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画像は、呼子の海中レストランの『萬坊』のイカのいきづくりです

  

まさに海中に位置するレストランで、この日は百杯のみの入荷。 開店後一時間で完売となっていました。 イカ目当てで、佐賀のヘンピな港まちに全国からお客さんが押し寄せます 茨城も、どうせ最下位だよっと居直って、とんがったもの、茨城でしか食べられないもの訴求していくことが大事かもしれません

 

一杯のイカをもとめて佐賀呼子。

そこまでして行ってみたい!っと思わせる演出と味でした。これは美味い^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レストラン萬坊の全景です。イカダのように海のなかにレストランがあります!

http://www.manbou.co.jp/

 

 

 

 

 

 

 

 

美食の次は、B級グルメ^^

 

お次は、佐賀県民に愛される「唐津バーガー」です

市内に何店舗かある移動販売車は、昭和のおもむき満載です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

味も、どこかなつかしい昭和の味!

元祖ご当地バーガーなのかもしれません。出来上がるのを待つ間も、ひっきりなしに車がとまっていきました。地元の人に愛されてこその「ご当地」もの。ぜひ唐津周辺にお越しの際は、「唐津バーガー」をご賞味ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづいては、名護屋城跡

太閤秀吉が、唐入りのために朝鮮に兵を差し向け、その前線基地となった城です。秀吉自身も晩年は、この城で多くの時間をすごしており、単なる出城という規模を上回り、首都が移転してきたっといっても過言ではない荘厳な城跡です

ただし、遺構や建物は、残っておらず、秀吉の夢のあとをただただ歩くばかりですが、それでも歴史の一旦を感じさせる遺跡です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天守閣の跡からは遠く対馬が見える絶景です。そして、対馬からは朝鮮半島が見えるそうです。老人の誇大妄想っといわれる唐入りですが、貧しい農家出の秀吉が天下人になったことを重ね合わせれば、そんな妄想さえ叶う夢にも感じます。 いまは片田舎となった玄界灘をのぞむ小さな漁村に、世界を夢見た男たちの夢の跡をみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は、吉野ケ里遺跡です。

吉野ヶ里遺跡(よしのがりいせき)は、佐賀県神埼郡吉野ヶ里町と神埼市にまたがる吉野ヶ里丘陵にある遺跡。国の特別史跡に指定されています。

 

およそ50ヘクタールにわたって残る弥生時代の大規模な環濠集落(環壕集落)跡で知られれ、工業団地の造成にともない1986年(昭和61年)からの発掘調査によって発見された。現在は国営吉野ヶ里歴史公園として一部を国が管理する公園となっています。

 

入場者数は開館当時が100万人、現在は60万人の動員があるそうです。近年では修学旅行のスポットとして人気があるらしい。ちなみに入場料は420円でした

 

一時は、幻の邪馬台国発見か!?との報道もあり、弥生時代を専門にした遺跡では国内随一の規模です。また見学施設や、暮らし体験なども充実しており人気の高さがうかがえるスポットでした

 

 

その他にも、佐賀県には干潟で有名な有明海。祐徳稲荷神社。そして、有田焼など見どころはたくさんあるようです^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

『茨城空港でいく魅力度47位から46位の旅』をおえて・・・

 

たくさんの指標で構成される「魅力度」のランキング。1位の北海道の得点は60点台、反対に、46位の佐賀は7点、茨城にいたっては5点です(^_^;)

 

しかし、北海道にくらべ魅力が10分の1しかない!?っというのは、いくらなんでも嘘であり、1つの指標でしかないと幡谷は考えます

 

今回の旅では、九州在住の友だちがアテンドをしてくれました。旅にはこうした友達の力、もっといえば『クチコミ』の力が大きく作用します。

 

佐賀も、行ってみれば魅力がたくさん詰まった県であり、また茨城も同様の感想をもってもらえるコンテンツがたくさんあります

 

新幹線をひけとか、ディスニーランドを誘致しろっとか、ないものねだりをしても始まりません。地元にある魅力をひとつひとつ磨き上げること、それを住民自身が楽しむこと。そんな当たり前の積み重ねが、魅力度の最下位の泥沼から脱出するヒントになるのではないでしょうか?

 

また地域のもつ潜在能力を測るテストとして地名をつけた商品が売れるか?というもののあります。

たとえば【神戸ロール】とか【神戸プリン】という商品があったとして、これを【兵庫ロール】とかに改名しても売れ行きは悪くなるはずです

 

これはブランド力が、神戸>>>>兵庫となっている証拠です。

 

これを茨城にプロットすると

 

【茨城ロール】とか【茨城プリン】は、パッとしませんが

【つくばロール】とか【奥久慈プリン】ならどうでしょう!?

 

実は、茨城の迷走は、ブランド力のある地域名を活かさず、「イバラキ」というネガティブな県名で戦ってしまっているからだと推測されます。

つくばや、水戸。そして笠間なんかも、地名にパワーをもっています。魅力度47位は、なるべくしてなっているのかもしれません。

 

っていうか、魅力度なんて、調査会社の商売の道具にすぎません

住めば都。ぼくがいいな~っと思うところが、魅力度1位でいいはずです。

 

茨城空港からは、現在(平成27年12月)札幌、神戸、福岡、那覇。そして中国便がそれぞれ就航しています。

 

旅にでるということは、いままで気づかなった故郷の魅力と出会うことにもなります。

呼子のイカは美味いが、鹿島灘のハマグリだって負けてはいない。名護屋城はひろいが、偕楽園公園や弘道館だっていい雰囲気だ、吉野ヶ里遺跡はすごいけど、国営ひたちなか海浜公園はもっとでかい(*_*)

 

魅力度47位と46位のどんぐりの背比べの旅のなかで、自分のランキング1位茨城の魅力を再発見してきました