家訓ニスト養成講座 開催報告

「結局、現場に出ないと何も学べないんですよね」


2日間に渡って死力をつくした?家訓ニスト養成講座が終了しました。冒頭紹介させていただいたコメントは、自分なりにがんばった養成講座のあと、昼食中に土浦JCのパウロくんに、奈落の底に落とされたメッセージです


・・・それ言っちゃえばおしまいですが
確かに、講座を開いたとして、本当の学びは、現場の中にしかなさそうです(>_<)


2日に渡り「家訓づくり」のメインインストラクター養成講座を開催させていただきました。パウロくんのイジメにも負けず、現場に出るための心構えと、スキル習得をめざし勉強会を実施しています


平成27年4月24~25日。日本JC資質向上委員会さまの主催で、インストラクタートレーニング(家訓ニスト養成講座)を開催させていただきました

 

家訓をはじめ多くのセミナー素材をかかえるJCですが、メインをつとめることのできるヘッドトレーナーがすくない課題があります。

 

これは単年度制の宿命でもあり、たえず新陳代謝をくりかえす組織にあって、セミナーは残っても、それをフォローできる人的資源に恵まれない現状があります。

 

現役のヘッドトレーナーは、パンダよりも少ないのに、ロムさんからの開催依頼は100を超えています。これでは、破たんをきたすのは当然のことです

 

JCを卒業した幡谷の残された仕事は、現役メンバーのなかでヘッドトレーナー(インストラクター)を誕生させることです。この日も、家訓ニスト養成講座として17名の有志を集め、勉強会を実施させていただきました

 

 

人は他人の話しを聞いていない、ただし全部聞いていない訳でもない

 

講座のタイムスケジュールは以下の通りです

18:00~19:00 概要説明

19:00~20:00 グループワーク

20:00~21:00 各15分のプレゼン

 

翌日

10:00~12:00 シナリオトレーニング

 

今回の講座の組み立てで、大事にしたことは、「モチベーション」です。

受け手であるメンバーさんが前向きに受講いただかないと、10の説明のうち1も2も、受け取れないというのが実情です。

 

画像は、概要説明のあとサプライズで実施した「家訓ミニテスト」の様子です。A4一枚、たった5つの設問でしたが、全問正解者はゼロ。ほとんどのメンバーさんは2つぐらい空欄をうめるのがやっと・・・という状況でした(>_<)

 

ひとは、他人の話しを聞いていないもの

ただし、まるで聞いていないというものでもない

 

話し手である幡谷のスキルはもちろん、モチベーションを高めることができれば、ひとの話しを聞いてもらえるはずです。そして、受け手の感性次第で、10の説明が、15にも、20にもなるもの。教育とは、モチベーションの醸成、言い換えれば「やる気スイッチ」の作成です

 

ミニテストの後は休憩をはさみ、グループを3班にわけてのワークショップを実施しています。内容は、「家訓づくりのセミナーを開催したくなる」15分のプレゼンの準備です

 

3つの班は、それぞれ「ブロ長会議」「ロム」「PTAの役員さん」を仮想の対象者に見立て、15分のプレゼンをつくっていただきました。座学よりもワークショップは学習効果が高いものです。そして自分で考え声に出すという事が最も尊い^^ プレゼンの内容を作りこむ過程で、たくさんの学びを、勉強してくれました

 

講師として「やる気スイッチ」をバチンといれた瞬間です(ー_ー)!!

 

翌日には、開催をひかえた小千谷JCの本田委員長さまにもオブザーブいただきトレーナーとして、より実践的なスキルを学んでいます

 

2日間にわけ合計5時間のトレーニングメニューとなりましたが、最後にアンケートをしなかったり、あるいは宿題をだすのをためらったり、まだまだ課題の多い内容でした。150回をこえる家訓のセミナーに比べ、トレーナートレーニングのメニュー構築は、まったく別の生き物。正直、プレッシャーと戦いながら試行錯誤の開催でした 

 

凡庸な教師は指示をする

良い教師は説明をする

優れた教師は模範をしめす

偉大なる教師は内なる心に火をつける

(ウィリアム・ウォード)

 

5年もたずさわってきた「家訓づくりプログラム」ですが、僕自身の徳のなさで、3万人の組織にあって、個人の運動に埋没してしまっています。 これでは運動ではなく「趣味」。自分の歩みに大反省です。

 

消えかかった運動でしたが、14年、15年と、荒俣委員長、飯塚委員長のご配慮をいただき、埋没しかかったプロジェクトを首の皮一枚のこしていただいています。なんとか、この家訓ニスト養成講座のチャンスをいかし、現役の間にできなかったヘッドトレーナーの育成をお手伝いしていきます

 

ヘッドトレーナーの道は一日にしてならず

2日間に渡った研修ですが、これだけでヘッドトレーナーになれる訳でもありません。冒頭で紹介したとおり、現場でしか学べないものがたくさんあります。そもそも、幡谷とて、完璧なセミナー進行ができているとも思っていません、セミナーは生き物。その度その度、自分なりにベストをめざし試行錯誤を繰り返してるだけです。

 

今回、受講いただいた皆様も、今後の開催のなかで実践経験を積んでいただきながら、完璧なセミナー進行をめざし、一緒に知恵と汗をかいていきましょう

 

がんばってね^^

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    佐藤ぱうろ (日曜日, 26 4月 2015 19:43)

    幡谷先輩、金土の二日間、大変お世話になり、ありがとうございました。ただ、私の発言がやや違うことになっておりまして(汗)・・・「(慣れて上達していくのは)場数を踏むしかないですね」と申し上げたわけで(これも十分不用意な発言かもしれませんが・・・)、「インストラクタートレーニングで基礎を固めた上で」という当然の前提つきでのお話です養成講座の先の展望ということでご理解いただければと思います(^-^;)