おばあちゃんの知恵の新習慣「お墓詣り」と「仏壇にご飯」

家訓の本の生原稿です^^


おばあちゃんの知恵シリーズの中に、「お墓まいり」と「仏壇にご飯」を入れ込んでみました





⑤おばあちゃんの知恵の新習慣、「お墓まいり」と「ご飯をそなえる」

 

ごはんをそなえていますか?

ごはんを炊いた時、あなたの家では仏壇にごはんを供えていますか?

もしかしたら、仏壇事体がない家も多いかもしれません。遺影の前に備えるだけでも結構ですので、ぜひご家族で実践してほしい習慣です。

 

家訓二ストの家では。ごはんが炊いたら一番最初のごはんを仏壇に供えるのが習慣でした。そして、季節のものやもらいもの、はては小学校の通知表まで、ごくごく自然にそなえています。

 

ご先祖さんがいて、いまの自分がいる。

ごくごく当たり前のことですが、頭で理解できる大人と違って、子供の目線には、「いま」しかありません。そんな子供には、習慣のなかで、ご先祖さんとの関係を伝えていきましょう

 

仏壇にごはんをそなえる行為は、いそがしい食事時に、ひと手間、増えるようであっても、お子さんにとっては、たくさんの効果をもたらしてくれます。

 

エンジョイお墓まいり

 

子どもの頃、おばちゃんとの散歩はいつもお墓まいりとセットでしたが、ご先祖さんの話を1つ2つとしてくれていた気がします。いまも、お墓まいりをするたびに、なんとなくそんな思い出がよみがえります。お墓の雑草が生えたとして、誰かに迷惑がかかるとか、怒られるとかでもないですが、『おてんとうさまはみている』とのおばあちゃんの言い伝えをまもり、今も気が向いたら田舎に帰り、草むしりを続けています

 

お墓まいりをしていますか?

おとうさん、お母さんにとっても、お墓詣りは、自分の心を磨いてくれる習慣です

そんな宝をお子さん達と一緒に磨いていただくことをお薦めします

 

お墓は、大切だった亡き人やご先祖さまを供養するところです。祈りの象徴であると同時に、お参りする人にとっては、心の帰る場所であり、おじちゃん、そのまたおじいちゃんっと、代々受け継がれてきた命のつながりを身近に感じさせてくれるところです。

 

お墓参りをして先祖供養をすることは、自分をつくってくれた全ての人に感謝する行為です。お子さんにはちょっと難しい話かもしれませんが、これは、お子さんだけでなくお父さん、お母さんのための行動です。そして、大人が先祖をうやまう姿をみせることで、親孝行や、生きていく意味をちょっと感じていくことになるでしょう

 

子どもに尊敬されていない・・・と感じるお父さん。あなたはお墓まりをしてきましたか?あなた自身が、ご先祖さまをないがしろにしてきたなら、答えは明白です。お子さんのために頑張るように、ご先祖さんや、自分の親や親戚に心を配ってみてください

 

かつてお墓は、集落の近くの山あいや、一族の屋敷のすぐ隣などにあったことから、お墓参りは日常の生活の一部だったようです。それが時代とともに生活から切り離され、仕事が忙しいとか、お墓が遠いのでそうそう行けないとか、年に数回行くお墓参りに変わっています。

 

現在、お墓参りの時期として一般に行われるのは、春秋のお彼岸、お盆、故人の命日、正月、年忌法要などです。

しかし、お墓参りには先祖の冥福を祈るという意味だけでなく、一人ひとりが先祖より与えられた命であることに気づき、感謝し、家族の幸せを祈るという意味が込められています。

 「子供が進学した」「就職が決まった」「結婚が決まった」というような人生の節目節目にも、できる限り報告を兼ね家族揃ってお参りし、喜びを分かち合うことをおすすめします

 

急がば廻れ、いい子育てをしたいなら、あなた自身が、ご先祖さんを大事にしてください