真の国際人育成プログラムと永田先輩のお話し

「学び」とは、黒板でカリカリ書いた文字を書き取ることにあらず。


平成27年3月13日 名古屋にて行われた、日本JC資質向上委員会さんが企画した「インストラクタートレーニング」のお手伝いをしてきました

 

当日は、「青経塾」の講師として、14年度のLOM支援の委員会の荒俣委員長。「家訓づくり」は、11年度徳溢れる心醸成会議 副議長の幡谷。そして、「真の国際人育成プログラム」を開発された永田先輩が登場しました。

 

永田先輩は、10年度に日本JC「説得力あるJAYCEE確立委員会」の委員長、11年度には、翌年に全国高いを控えた北九州JCの理事長を務められています。

 

家訓づくりプログラムを開発した当時、参考にさせていただいたのが、永田先輩の開発した「真の国際人育成プログラム」です。「学び」とは、めざすべき高みに近づくために、努力すること。家訓二ストにとって、大いなる学びをくださった永田先輩は、会ったことはなくても、人生の師匠なのです。

 

JCを卒業された後も、トレーナーとして全国を行脚される姿は、どうしても家訓ニスト自身にかぶります(*_*)

議案書やプログラムについては何度も見てきた幡谷でしたが、永田先輩にお会いしたのは、これが初めての機会。尊敬する先達に5年の時間をへて。ようやくお会いすることが出来ました^^

 

今回の「トレーニング」の目的は、次代を担うメイントレーナーを発掘するものです。JCはあくまで、現役のもの。家訓ニスト幡谷を含めOBが、しゃしゃり出てはいけないはずが、永田先輩も、幡谷も、荒俣さんも、プレイヤーとして活躍してしまっています。

 

会の冒頭、永田先輩は

「もう永田なんていらんわ!」っと言われるように、トレーナーを育成する!と高らかに宣言されました。

 

他にも、トレーナーのノウハウだけでなく、プログラム構築の際のロジックをお聞かせいただきました。こういう話ってなかなか聞けないものです。

 

永田理論でいえば、プログラムの校正上、そして日本JCでの議案上程対策のため、日本人の素晴らしさを、日本人でなく、外国人に語らせたっと表現していました。

これは、「北九州の永田が考えた!」といえば落とされるものが、「外国のえらい博士がいいました」とすると議案が通るし説得力が増すとするもので、聴衆との【距離】が、遠いほどそれっぽく聞こえるものだと、言い当てらています

 

また、ゴリゴリのプログラムをつくりたくない!という思いから、柔らかい構成を考えたとのこと。家訓づくりプログラムも、JCでありながら、JC色を消すことに腐心した記憶があります。

 

永田先輩とは、1度もお会いしたことがない先輩でしたが、時間をループして同じ着地点を探していたことに感動を覚えました。

 

JCでは、難しい事例をさらに難しく表現する癖があります。一般的に良いプレゼンとは、難しい言葉を簡単に説明していくものですが、JCの偉い人は、難しい語彙が大好きです。そのため、常任や、正副など会議を経ることに、ゴリゴリされてしまうため、家訓ニストも何度も心を折られてきました(*_*)

 

実は家訓づくりの初期のパワーポイントでは、永田先輩の指摘する【ゴリゴリ】とした、ややこしいスライドが差し込まれていました。

 

その後、幡谷は各地での開催の中で、トライ&エラーを繰り返し、受講者の反応を確かめ、ちゃっかりゴリゴリ感を払しょくしています(^_^;)

 

真の国際人プログラムの目的は、【自国に誇りと愛着を持ち、自らの言葉で自国の文化や歴史、課題を語ることができ、互いの違いを尊重することのできる人 】と定義しています。

 

そして、そんな国際人になるために、3つのSTEPが用意されています

Ⅰ.自国の歴史や偉業を「知ること」

Ⅱ.現代日本の素晴らしさを「見つめ直す」

Ⅲ.「相互理解」を理解し、実践すること

 

プログラムの最後には、【 政府主導では真の安定と発展はありえない。民間レベルでは、言語や思想を超え、直接対話できる質感の高い友好を深められる】とし、恒久的世界平和実現のため、国際人になる必要性を訴えています。

 

家訓づくりでも、りにゅアール後は、先輩にならい「ノーベル平和賞の受賞」と表現をかえ、締めくくるようにしています

 

何年たっても、あるいは誰がつくっても、JCである以上、着地点は一緒です。ゴリゴリの山を登るのも登山。プログラムを通じ、自らを高めるのも登山。そして、登った先で見える景色も、もしかしたら一緒なのかもしれません

 

幡谷が暗中模索のなか、たどりついた山の中腹で、めざすべき先輩の背中をようやく見つけた面持ちです。今後も永田先輩の背中をおって、JAYCEEとして、そしてプログラムの開発者として、更なる高みをめざしていきます。

 

あらためて永田先輩。そして貴重な学びの機会をつくってくれた資質向上委員会の皆様、ありがとうございました。

 

先輩の金言を100とすると、ぼくとて受け取れたものは20や、30。皆様にとっては、ぽあ~んとした内容だったかもしれません。でも、みなさまがトレーナーとして活躍すればするほど、先輩の言葉が、何倍も身となり宝となることを予言します

 

きたれ、未来の家訓二スト^^もう、幡谷なんていらない!っと言われるように、今後もインストラクタートレーニングのお手伝いをしていきます