「夫」の検索ランキング2015 

テクノロジーの進化がとまりません。

 

そして、たくさんの発明品が生活のシーンに登場していますが、最も爆発的に普及したのがインターネットなのではないでしょうか?

 

1960年代、アメリカはソ連との冷戦の真っただ中におり、核戦争への対策も様々なケーススタディーのもと練られていました。

 

たとえば、万が一の攻撃にそなえ、核シェルターを整備したのは、もちろん、地上の基地が全滅した際の対策として、空には24時間、2機交代制で指令本部の機能をもった飛行機が飛んでいます。これは今だに続けているそうです。

そして、同じく指揮系統が攻撃によって断線してしまうためのリスクを減らすために考えられたのが、インターネットの概念です

 

1か所がやられたとしても、相互に補うネットワークを構築しておくことで、機能が担保されると考えたのです。そしてこのネットワークが、軍事用から民間用になり、メール機能や、各種ソフトの開発、そして検索エンジンの登場で、社会生活になくてはならない社会資本に成長したのです。

 

例えば、待ち合わせをするとき、スマホで地図を表示しませんか?そして、そのスマホで、相手と電話をすることができます。しかし、家訓ニストの大学時代まで時計をもどせば、携帯を持っている奴なんてなく、今となっては、どうやって待ち合わせをしていたか?思い出せない程です(>_<)


時にテクノロジーは、開発者の思惑をこえ社会に大いなる恩恵をもたらすものです。そしてもちろん、その裏には重大な副作用があります。


ネットを通じたイジメもその1つ。そもそも20年前さかのぼっただけで、パソコンなんて普及してないし、携帯ないし、ポケベルだし、ネットもないし・・・

 

人類は、手におえないモンスターを自らの手で育ててしまったようです。

 

そして恐ろしい事実を、もう1つ。

グーグルが発表した2009年の「夫」という字の予測検索ランキングの結果を紹介させていただきます。

 

夫 死んで欲しい

夫 嫌い

夫 小遣い 平均

夫 言葉の暴力

夫 小遣い

夫 呼び方

夫 死亡 手続き

夫 うつ

夫 失業

 

うっ・・・厳しすぎる(*_*)

世の中のお母さんが、どれだけ旦那のことを嫌っているか、コンピューターが炙り出してしまいました。他の家のお小遣いをネットで調べよう!ぐらいなら分かりますが、検索1位が、【「夫」死んでほしい】だなんて・・・(-_-;)

 

ネットの闇はどこまで深いです。

しかし、開発者の思惑をこえ、インターネットは、新しい希望も、社会にもたらしてくれます

 

先日、「夫」の検索ランキングの2014年版が更新され、検索項目に変化が起こってきました

 

夫  嫌い

夫  クリスマスプレゼント

夫  英語

夫  呼び方

夫  誕生日プレゼント

夫  プレゼント

夫  小遣い

 

小遣いは一緒でも、旧「死んでほしい」→新「嫌い」っとなったのは良い兆候です(ー_ー)!!

そして、プレゼントの検索が多くなっているのが特徴的です

 

明治の文豪、夏目漱石は、草枕の序文でこんな言葉を寄せています

 

山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。

 

・・・ テレビをつければ、評論家や、専門家が、意味ありげな表情で社会がわるい、世間が悪いっと騒ぎ立てます。じゃ、世間ってどこにあるの?といえば、1万軒たばねたものでも、市でも、県でも、国でもなく、所詮、あなたが住んでいる場所と2~3軒をたばねたものだと漱石先生は、指摘しています

 

世間が悪いのでなく、わたしがわるい。そして悪いと思うなら、まず一番近い場所から変えていくべきです。 社会を構成する一番小さな単位は、「家庭」。そしてそれは、一番大きい単位でもあります。

 

インターネットという怪物も、所詮、人間がつくったもの 

「夫」の検索ランキングで絶望的なワードも調べるのも人間。そして喜ばせるために、プレゼントを検索するのも、やはり人間です。

 

少しでも前むきな人生を歩むために、ご自分が家族に出来ることをちょっとず積み重ねていきましょう^^

家庭円満の秘訣は、心くばりと、家訓づくり。結果がでるまでの間、くれぐれも、家のパソコンで検索履歴を調べないでね(*_*)