地域再生プラン「IBARAKI円」の可能性について

昨夜、酒場で盛り上がった地域通貨「IBARAKI円」の可能性について、ブログで紹介させていただきます。




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現代版藩札「IBARAKI円」の可能性について



地方再生と、ぶちあげても今の日本にあって地域の再生を果たした実例をみることがありません。

評論家の藻谷浩介さんの指摘するように、地域で循環するお金がへり、使えば、使うほど東京へストローでチュウチュウされてしまう状態がつづいています。


たとえば、イオンにいき、買い物をしてください。あなたが使う1000円のうち、いくらが地元に残るでしょう? 2割がイオンさんの儲け、商品自体は、海外のものでしょう。実際、田舎に残るお金といえば、年間をつうじての固定資産税と、雇用されたパートさんへの人件費・・・ つまり1000円のうち、4~50円というレベルなのではないでしょうか?


つぎは、ユニクロで買い物です。あなたが使う1万円のうち、いくらが地元にのこるでしょうか? これも4~500円というレベルです。これが、昭和40年代であれば、外に出ていくお金は生地代ぐらい。地元で雇用されたおばちゃんが、型紙をおこし、ミシンをぬい、ようやく服ができあがります。

もしかしたら、ダサいデザインかもしれない。あるいは、高い服かもしれない。でも、その時使った1万円のほとんどが、地元に残るお金なのです。


グローバル化が進む経済にあって、地方再生を語っても、コンビニもユニクロも、地元ではない以上、ストローのようにお金が吸われる一方です。東京に吸われるならいい方、アメリカさんに、あるいはアラブの石油王にお金がじゃぶじゃぶ献金されています。


有史以来、善意で経済が潤った話はありません。

地方再生を否定する人はいなくても、結局、それは善意の世界。あなたが使う1000円が地元に残らないように、あなたの手元にも、地方の恵みは残らない時代なのです。


善意でなく、【仕組み】で地域を代えましょう


そこで、今回、紹介したいテーマが、現代版藩札「IBARAKI円」の【仕組み】です


藩札とは、江戸時代に各藩で流通していた紙幣のことで、時には藩をこえ活用さえ、また域内の殖産興業の発展に寄与した地域通貨です。

同じように、「IBARAKI円」は、県内に流通する地域通貨で、域内にお金がグルグルまわる仕組みを想定したプランなのです

IBARAKI円は、コンビニや、イオンでは使えません。

理由は、茨城のものがないからです。同じように携帯や、PCなどの茨城率は限りなくゼロです。


商品や、納税の有無によって、茨城カウントを設定することで、IBARAKI円が使えるお店がきまります。商店街で茨城産の野菜を売る八百屋さん、これは文句なく茨城率100%。家電もHITACHIのものは茨城率は◎、床屋さんなんかも人件費=茨城率100%といっていいかもしれません。ゴルフ場も、茨城度が高く、新築の家も茨城産の木材を使えば、職人さんの人件費をふくめ高い地域貢献度が期待できそうです。


IBARAKI円、優秀じゃないですか^^

そして地方が疲弊させていく原因を、解き明かす気もします


そしてこのプランのポイントは給料の半分を、日本円、もう半分をIBARAKI円にすることです。使いたくても使えない?IBARAKI円は、地域を強制的に循環社会にしたてあげます。


たとえば、茨城空港では、外国紙幣からの両替をIBARAKI円に限定します。それだけで、海外の旅行者は、県内だけで観光をし、お金を落とすでしょう


また、山の幸、海の幸。工業についても殖産が盛んな茨城にあっては、東京から格別した独立した通貨圏を設定しても十分たえうる経済圏、文化圏を有しているのです


風力、太陽光、そして石炭までとれる茨城ではエネルギーの自足も可能です

。自足だけでなく、原子力発電所、火力発電所では、電源立地税なんて、こざかしい事をいわず、エネルギーを東京に輸出し、富を地域に分配しましょう


廻る金、そして吸い取る金があって、はじめて地方の再生がはじまります。

牛や、馬に動力をたより、ちょんまげを結っていた時代の方が、地方が元気であったなんて、おかしな話です。やはりそこには、マジックはあり、マジックには種もあるのです。


今、茨城をはじめ疲弊した地方は、必ず負けるルーレットの前で、お金を吸い取れているものと幡谷は考えます。

ルーレットでは、赤か黒。あるいは、たまに当たっても36分の1という確率。ディーラー(東京)に有利な賭場では、カモ(地方)は必ず負けるゲームをさせらているのです。これでは、いつまでたっても幸せになれません


地域通貨「IBARAKI円」で、真の地方再生を!


茨城だけでなく、北海道でも、沖縄でも地域通貨が流通できる素地があります。地方が元気になってこそ、日本の多様性が光ります。日本が光るからこそ個人も、家族も、まばゆい未来を語ることが出来るのです


「IBARAKI円」・・・ いけるんじゃない?

ただ、ディ●ーランドのあるCHIBA円が羨ましいな(*_*)