第7回「水戸検定」 開催御礼
平成26年12月21日、水戸市の産業会館にて、水戸検定を実施させていただきました。
この検定は、手作りの検定です。どこかの偉い先生にお願いしたわけでもなく、メンバーの目線から、水戸人として最低限知っていてほしい知識。あるいは、ちょっと自慢したいトリビアを中心に策定しています
例えば、こんな問題があります
「あおなじみ」の意味は?
①青あざ(内出血)
②あさななじみ
③顔みしり
④酒をのんで青くなること
答えは、・・・・①の青あざ。
茨城では、ポピュラーな表現すぎて、「あおなじみ」が、茨城弁であることを、多くの県民はしりません(*_*) こうしトリビアな視点を検定では重要視しています
様々な事業を通じ、郷土愛の醸成に挑戦してきた水戸青年会議所では、2008年 吉澤理事長のもと、当時県下初となったご当地検定の立ち上げました。以来7回の検定を、市民の皆様に提供しています。
家訓ニストも、第2回の委員長をつとめた思い出深い事業です^^
検定について、ご当地検定ブームもひと段落し、水戸でも受験者数の伸び悩みが続いています。しかし、おもてなし事業や、郷土愛の醸成など、検定事態の重要性は増しています。
今後は、観光産業に従事されるホテルマンや、タクシーの運転手さん。
そして一番最初に受験してほしい、梅大使の皆様に、市議会議員さん、そして水戸市長様まで・・・
点数の善し悪しだけでなく、日頃の研鑽を試す機会。そして、埋もれがちな地域の宝を発掘する機会にこの検定が使われることを夢想します
検定は、それ自体に意味があるわけでなく、ただのテーブルです
しかしこのお皿に何を盛るか? あるいは、料理をする過程(問題をつくる過程)で、何を学ぶかが、重要です
実際、水戸検定を1つのテーブルとして、様々なケミストリーが起こっています。
1つは、検定の成績優秀者の皆様をナビゲーター役に、夜の偕楽園を散策するツアーを企画し、現在も、夜梅の人気企画として継続している「ナイトツアー」として事業化されています。また、優秀者の中には、地域の語り部として、情報誌でコラムを開いた方もいました。
2つ目は、水戸検定の姉妹企画として立案された子どもむけの「ちびっ子水戸検定」は、茨城県によって、茨城県下の中学2年生、2万人が受験される規模となっています。メンバーがつくった問題も子ども達に提供されました
3つ目は、「ちびっ子水戸検定」の設えの1つとして企画された2008年度の11月例会「家訓づくり」です。子ども達が郷土検定を受けている間に、親御さんたちに、家訓づくりに挑戦いただく内容です。設えとしては、参考資料
も、また家訓づくりのノウハウもなく、準備不足が否めませんでしたが、その志をうけ、家訓二ストが、日本出向時に作り上げたのが、「家訓づくりプログラム」となっていくのです。
っていうかパクリですね(*_*)
吉澤理事長、西委員長(当時)、ご馳走さまでした^^
背景と、目的をしっかり作りこんだ事業は、その後大きく成長することがあります。動員に失敗し、10人、20人しか集められなかった事業でも、失敗の原因を検証し次の事業に反映できれば、その失敗は、財産になります
1万人をあつめる大きな事業をうっても、所詮1万人にしか伝わっていない・・・とも表現できます。反対に、50人しか集められなかった検定事業でも、その後、夜梅の事業となり、2万人の中学生が受験し、そして、全国で展開される家訓づくりプログラムに昇華していったのなら、この事業は大成功なのではないでしょうか?
背景と目的を作りこんだ事業は必ず化けます。
しかし、そのためには、脳みそから汗をだす議論が必要です。
アインシュタインは、
「人は、考えないためには、どんな苦労でもできる」
との名言を遺しました
事業をしている委員長さん、あなたは苦労に酔っていないでしょうか?
あるいは、脳みそから煮立つような議論から逃げていないでしょうか?
検定事業は、点数を競うものでなく、まちづくり、ひとづくりの土台をつくるテーブルとなる事業です
そして、つくり込む過程のなかで、また、検定を受けたあとの人々の行動によって、地域をポジティブに変える素晴らしい事業なのです
本年度の水戸検定も終了し、あとは採点を待つばかりです
家訓二ストも、受験しましたが、どんな点数になったのかドキドキしています(*_*)
実行委員会をとりまとめいただいた鈴木室長、まちづくり委員会の皆様、お疲れ様でした。この検定をきっかに、水戸がかわる。あるいは、第2の家訓づくりプログラムが生まれることを祈念しています^^
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