水戸青年会議所 寺子屋★開催御礼
日本の基礎学力の高さは世界に誇れるものです。とくに、江戸時代の識字率(読み書きできる能力)は、6~8割といわれ、当時、世界一のレベルを誇ってきました
この事実は、今に続く、日本の発展に大きく貢献することとなります。
そして、識字率をおしあげ、子ども達に道徳教育を施していたのが、「寺子屋」といわれた私塾の存在でした。
明治期になると、義務教育がはじまりますが、元々、日本の教育は、「民」がになってきた歴史があるのです。
それは、平成になっても、出来ることなのではないでしょうか?
学校は学校の役割があり、その枠組みの中では、出来ること、出来ないことがあります。江戸時代と同じく、民間の中に、子ども達に学んでもらえる枠組みがあれば、公教育の欠点を補い。そして、ともに地域を、日本をつくっていけるものと家訓ニストは考えます。
っということで、水戸青年会議所では、13年より年間を通じて学ぶ寺子屋事業を展開してきました。学ぶものは、因数分解でも、小論文でもなく、道徳教育と、地域の学びです。
平成26年12月21日 水戸市の勝蔵会館にて、1年間の寺子屋事業を締めくくる「注連縄(しめなわ)」づくりに挑戦しています。
水戸青年会議所では、1年をかけ、田植え→稲刈り→しめ縄づくりっと、子ども達と一緒に汗をかきながら学んできました。
また、しめ縄づくりに関しては、鉾田青年会議所の皆様にご協力をいただき、米作りの中で収穫した稲わらをつかって、正月のお飾りをつくっています。
実際の農作業は、メンバーである田中君のお父さんに頼り切りだったのも事実ですが、子ども達には、かけがないの体験を提供できたものと考えています
自然に恵まれた水戸市にあっても、子ども達と、自然は遠い関係になってしまっているのが現状です。これは、水戸に限らず日本の豊かな地方地方の特性が、学校の現場でカリキュラムとして反映されていないことに起因するもと家訓ニストは考えます。
水戸青年会議所では、学校の現場では採用しにくいお米をまつわる「学び」をパッキング化し、寺子屋として市内の小学生に提供しました。
また、日本JCの徳パックを改良し、自分自身も生かされていること、そして生かされている事に感謝し、どんな大人になりたいか? 未来への約束として宣言する内容を盛り込みました
さらに、恒例のだまし打ち家訓として、ご参加いただいたお父さん、お母さんに家訓づくりプログラムも受講いただいています^^ まさに盛りだくさんの1年となりました
お米を1つとっても、1年間かけ学べることはたくさんあります。
また汗をかくこと、そして学ぶことを掛け合わせることで、何倍もの効果を生むことを証明してきました。
汗をかき学んだ体験は、机の上で習ったことより記憶に残り、そして子ども達を成長させる糧になるのです。
百姓とは、百の尊い作業をして、ようやくお米ができあがることを指す尊称です
子どもたちに、電子レンジでチーンとなればご飯ができるのではなく、こうしてたくさんの努力が積み重なり美味しいご飯が食べられることを学んでもらえた1年になりました
この寺子屋をきっかけに、ありがとうの気持ちを行動でしめせる、そして「ご飯つぶを残さない」そんな子どもが増える未来を夢想します。
田んぼを提供いただいた田中くんのお父さん、またご参加いただいた子ども達、父兄の皆様、他、ご協力いただいた関係各位の皆様、1年間ありがとうございました。
家訓ニストもご飯つぶを残さない!感謝の気持ちを行動であらわす、そんな大人でいることをお誓いします
※参考
田植えの様子を紹介したブログの記事です
平成26年5月11日 水戸JCの委員会事業として、平成弘道館「寺子屋」 田植え体験&徳パックを実施させていただきました。
水戸JCでは、昨年度の唐笠委員長が実施して以来、子どもたちに通年を通じ学ぶ場所を提供するために寺子屋事業を開催しています。本年は、内山委員長の発案で、田植え、稲刈り、収穫までを1つのサイクルとして、寺子屋を企画していきます。
田んぼがそこらじゅうにある茨城ですが、水戸は都心部?なのか、子どもたちに田植え体験をさせる学校はないようです。この日も、事業の主旨をまとめチラシをまいたところ、予想を上まわる応募をいただき50人をこえる規模での寺子屋となりました。
晴れ渡る青空の下、裸足で泥につかり、苗をうえる体験は、子ども達にとって忘れられない一日になったのではないでしょうか?
・・っとここで終わってしまえば、思い出づくりですが、これは学びの場としての平成弘道館「寺子屋」です。
苗を植え終わったあとには、家訓ニストによる子ども達への「徳パック」を提供させていただきました。
「徳パック」は、13年度の未来を切り拓く日本人育成会議の西村議長のもと、徳育のために開発されたプログラムで、日本JCでは、14年度も引き続き展開をしています。
本来であれば、パワーポイントをつかい子どもたちに考えてもらいながら進行するのですが、あいにくここは田んぼの中、急きょ、パワーポイントの内容を、クレヨンで画用紙に置き換え、紙芝居方式で、徳パックを進行してみました
「田植え」をおえた子どもたちに、稲がごはんになるまでの過程を勉強してもらい、さらに、「いただきます」の意味をお父さん、お母さんを交え一緒に考えてみました。
まず、誰にいただきます?なのか・・・
「お父さん、お母さんにいただきます」
「お米の神様にいただきます」
「命にいただきます」
たくさんの意見をだしていただきました。
そして、魔法のことば「いただきます」の次は、なんで「ご飯粒を残しちゃいけないか?」を考えてみました。
子ども達に自分たちで植えた苗からできるお米を残せるか?質問したところ全員が残さない!っと言ってくれました。
同じように、毎日みんなが食べているお米も、お百姓さん、お父さん、お母さんがみんなのために用意してくれた宝物なんだよ?っと、だったらみんなはご飯を残せるかな?っと、訴え、子ども達を誘導?し、最後は全員で「ご飯粒を残しません!」宣言をして徳パックの終了です^^
これが徳パック?っと感じる方もいるかもしれません。
しかし、これが徳パックなのです。このパックで重要なのは、「道徳とは実践である!」というポリシーです
逆に、どんな素敵なフローをたどっても、実践なき道徳はただの寝言。多少強引とはいえ、田植えの体験&ご飯粒を残さない宣言をした子ども達は、「徳」の道を歩き出したものと家訓ニストは考えます。
とはいえ、子どもたちへ、お昼に提供したお弁当の片づけをしたところ、ご飯粒が残っていました(*_*)
田植えをし、徳パック1回で、そんなに簡単に効果はでないようです・・・ しかしこの挑戦には家訓ニストなりの手ごたえもあります。
道徳とは実践である!(BY 西村議長)徳の道をとく家訓ニスト&水戸JCの新たな挑戦です
水戸JCでは1年をかけ、稲の生長にあわせ様々な寺子屋を実施していき、道徳を実践できる、ご飯粒を残さない元気な子どもを育む予定です。そして、体験学習&徳パック。こんな組み合わせを広げることで、水戸エリアの土曜学習に採用され、地域全体で徳育と茨城の空気、風、水を体感できるようなカリキュラムになることを夢想します。
2日前にオーダーされたとは思えない素晴らしい事業になりました(-_-;)
内山委員長、もうちょっと早くいってね
だけど、この寺子屋は素晴らしい事業です。ぜひ秋の収穫の際には家訓づくりも取り入れて年間を通じての徳育事業に成長させてください!
さいごに田んぼを提供くださった田中さんありがとうございました。
結局、きれいごとをいっても田んぼの見守りは丸投げしかできないのが現実です。ご恩に報いるためにも、徳溢れる笑顔あふれる子ども達をこの寺子屋事業から送り出したいと思います
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