麻生太郎先輩の講演の備忘録

麻生太郎さんは、吉田茂の孫として知られ、元総理大臣でもあり、いまも大臣を務め、日本をリードしてきた政治家です。そして、我々ＪＣメンバーにとっては、歴代会頭であり尊敬する大先輩のひとりです。

 

先輩とはいえ、国の要人でもある麻生先輩のお話しを伺える機会はそうはありません。しかし、茨城ブロックでは、そんな麻生さんをブロック事業にお招き、講演会を企画したことがあります。

 

ここで、時計を2008年まで戻し講演会実施まで経緯を紹介します

当時のブロック会長は、若林会長（水戸ＪＣ）。幡谷は、事務局員として出向していました。

大胆にも麻生さんの講演会を立案したものの、総裁選を控えた超多忙なスケジュールのなか、アポイントが取れるわけもなく、同じく水戸ＪＣシニアの大久保先輩（水戸ＪＣ歴代理事長、日本ＪＣ歴代副会頭）に仲介を依頼し、なんとか講演会が実現しました。

 

ＳＰを追い抜くような速足で会場いりした麻生さんは、打ち合わせもなくいきなり檀上にあがり、そして一杯に埋まった会場に麻生節を轟かしたのでした・・・

 

 

そんな伝説の講演について、7年の時を挟み、備忘録をのこしておきます。

とはいえ、詳細の記憶があいまいになっているため、先日のブロック大会で、麻生先輩の講演の様子を紹介した大久保先輩の来賓挨拶をベースに校正します＾＾；

 

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 ・東京には人材はいるが人物がいない！　人物をつくれるのが地域だ

・年商５０億の企業の社長をしているＬＯＭの専務がベンツにのって、魚屋の理事長を迎えに行き、マーク２に乗り換え運転手を務めながら会場にむかう・・・それがＪＣだ

 

・３つのＪ（ジェイ）。ＪＡ（農協）、Ｊ－ＰＯＰ，Ｊ（ジャパニメーション）

　

・この中で、米1俵の値段がわかるやつがいるか？現役メンバーはそんなことも分からず、ＪＣやってんのか？

　米一俵の値段が、こんなに安くて、暮らしていけるわけがない。ただし、これを輸出したら、どうなるか？日本の農産物は、超高級品として、認知されている。たとえば、香港で青森産のリンゴを1個3000円で販売したら、即日完売だった。日本の農業で外貨が稼げる時代がくる

 

・Ｊ－ＰＯＰが、東南アジアを中心に勃興している。そして、次に起こっていることは、日本語を勉強したいという学生の急増だ

 

・ワールドカップでも活躍したトッティ―が、サッカーを始めたきっかけは、キャプテン翼。単にアニメのキャラクターという枠だけでなく、世界中で、翼を生んだ国、日本っという認知が進んでいる。イラクの自衛隊の派遣の際には、給水車にキャプテン翼の絵を書いたら、地元で大人気になった。そして他の国がテロ組織から襲われるなか、自衛隊だけは攻撃をうけなかった

 

・イギリスの国営放送ＢＢＣがやった調査で、世界33か国、4万人を対象にやった調査で「世界中で最も貢献している国はどこ？」との問いに、3年連続で日本が1位になった！　それが世界の眼であり、おかしいのはそれを報道しない日本の報道機関だけ

 

・今の年寄りは元気だ。元気だったら働けばいい＾＾　働けば、身体を動かすし、病気にもならないから医療費もかからない。なにより社会に必要とされるんだから、一石二鳥だ。

 

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一部、妄想？も入っていますが、思い出せる範囲で、講演の内容を記載させていただきました

とてつもない男、麻生太郎は、この茨城ブロックの講演のあと、総裁選に挑み、総理大臣になります。時おなじく、年金問題から、政権は苦境にたち、総選挙でも敗戦・・・　民主党政権にもなるものの、2012年には、捲土重来、政権奪取に成功。今は、安部首相をささえる大臣として、辣腕と、太郎節をあちこちで披露しています＾＾

 

講演は、6年も前のものですが、日本産農産物の輸出急増、そしてジャパニメーションの飛躍など、時代を見越した内容になっていたのが分かります。

そして麻生さんの経歴を調べると、日本ＪＣの専務をつとめ、その後会頭になりますが、なんとその間に、クレー射撃でオリンピックにも出場しています(*_*)　そんな時間がどこにあったのか・・・　やはり、とてつもない男、それが麻生先輩です

 

この親にして、この子あり・・・とは昔からいう格言です。

この先輩にして、このメンバーあり。

麻生先輩をはじめ、多くの先輩の築いてきたＪＣの歴史に感謝です。

ぼくもそんな1人にならなくちゃね(*_*)