家訓ニストの考える「ことば」の選び方。~やる気スイッチどこにある?

あなたの「やる気スイッチ」って、どこにあるでしょうか?

そのボタンを見つけることができれば、人生の大概のことは上手くいきます。そして、子ども達のスイッチを見つけてあげることが、大人にとって一番大切な仕事なのかもしれません。

 

画像は、ちばらき県の「やる気スイッチ」マックスコーヒーです。

疲れた時にはかかせない、茨城、千葉の皆様にはおなじみの郷土の味です^^ しかし、他の地域の方には、マックスな甘さのコーヒーは、やる気を奪うスイッチにもなるかもしれません(*_*) この日も豊田よりお越しのお客様にマックスコーヒーをご馳走しましたが、ただの罰ゲームになってしまいました・・・

 

一方にとって、最高の選択であっても、それが全員にとっての、スイッチか否かは、また別の話し、そこに「やる気」のむずかしさがあります

 

家訓づくりプログラムは、お一人おひとりの「やる気スイッチ」をおすプログラムです。おどしたり、すかしたり、あるいは褒めたり・・・ 様々なワークショップを通じ、「スイッチ」を探します。

 

「スイッチ」には3つの意味があります。

1つは、セミナー中に寝てほしくないこと(*_*)

2つ目は、「家訓づくり」という難しいミッションに挑んでもらうための準備運動の意味

3つ目は、その後ご家庭に帰ってからの家訓の唱和を続けてもらうため

 

しかし、何回、トレーナーを務めても、やる気スイッチの煎れ方が難しいもの。ここで、2つの事例で、スイッチのONとOFFを確認してみたいと思います。

 

監督:「ツーアウト満塁、この一打で甲子園が決まるぞ! 脇をしめて、ボールをよくみてフライをあげないように!

    リラックス、リラックス!

選手:「・・・・」

 

この状況でリラックスできますか!?

こんなアドバイスでは、スイッチをOFFにされていませんか?

では、家訓ニストが考える「スイッチ」はこんな感じです

 

監督:「おまえ、サバって、どんな漢字だっけ?」

選手:「魚へんに青じゃないですかね?

監督:「空をみあげ、魚へんにブルーか・・・」

選手:「ん? なんの話?」

 

という感じです。下の逸話は長嶋監督の実話らしいのですが。効果という意味では、「リラックス」させることに成功しているのにお気づきでしょうか?

正攻法が、正しいとは限らない。大切なのは、シチュレーションごとに、それぞれの「やる気スイッチ」があるのです。

 

言葉だけ誘導するのはいかに難しいか?

「よしやるぞ!」っと思わせる動機づけって、本当に難しいですね

 

アインシュタインは、「6歳の子供に説明できないならば、それは理解していることとは、言えない」との 名言をのこしています。子どもにもわかるいかに簡単な言葉で、なおかつ「やる気スイッチ」をおせるか?それがトレーナーにとっての永遠の課題です。

 

さいごに、家訓ニストの考える「やる気スイッチ」を紹介し、ブログを閉じさせていただきます

セミナーの冒頭でのあいさつの原稿です。

6歳の子供に伝えられる内容になっていますか?また、みなさんは、家訓づくりに挑戦したくなるでしょうか!?

150回もセミナーをしていますが、いまだに冒頭の言葉がしっくりきていません。僕自身のやる気スイッチが押されていないせいかもしれませんね(*_*)

 

それでは、どぞ 

 

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「小学生のとき、家にクーラーがあった人、手をあげてください」

「・・・ひとり、ふたり・・・」

 

そうなんですよね、昭和の時代にはまだまだクーラーは普及していませんでした

考えてみると、クーラーだけでなく、携帯も、パソコンも、ちょっと前まで、なかったものですし、世の中は確実に便利になっています。

では、便利になったけど、それに比例して幸せを感じるか・・・という質問には、答えが詰まりませんか?

 

便利になったのに、幸せを感じない、むしろ便利になるたびに生きぐるしくなるのはなぜでしょうか? 

これは、子育ての中でも、同じことがいえるかもしれません。お子さんが、たくさん勉強して、いい学校にいく。で、幸せなのか?といえば、それもまた違うようです。

 

何が、幸せか、わからない中で家族が過ごすことって、残酷なことです

逆に、お父さん、お母さんが明確に、幸せの形を示せる家庭って、すごいとおもわないでしょうか?

 

皆様の「やる気スイッチ」が押されたのはいつでしょう?

そのボタンを見つけることができれば、人生の大概のことは上手くいきます。そして、子ども達のスイッチを見つけてあげることが、大人にとって一番大切な仕事なのかもしれません

 

今回のセミナーで、皆様に挑戦いただく「家訓づくり」は、家族にとっての明確な指針をもっていただくことを提案するものです。指針とは、なにが幸せか?考えることから始まります。

ディズニーランドにいかなくても、トイザらスで並ばなくても幸せの形は、家族ごとに決めればいい 

ぜひ楽しみながら、家族にとっての大事なものをみつける1日にしてください