偉人伝「徳川斉昭」のアンケート結果をご紹介させていただきます。
水戸青年会議所では、地域の子供たちにむけ、道徳を伝えるために、徳育のツール化に着手し、2012年より、地域の偉人を紹介する「水戸偉人伝」の展開を目指しています。
紙芝居で、水戸の偉人、徳川斉昭の生涯と偉業を紹介する一方、そんな斉昭の生き様から、生きる目標を見つけてもらう狙いです。家訓二ストも制作にかかわった日本JCの『徳パック』の進化版っと自負する内容となっています。
また、今回は、過去の開催の中での反省をいかし、「日本の建国はいつでしょう?」クイズを組み込みました。最初の質問は、3択で、日本、アメリカ、中国との比較し、つぎに、100年前、200年前、1000年前、2000年前っと、それぞれボードに年表を書き込んだものをメンバーをもたせ、子供たちが考える建国の時期の前に座ってもらう設えとなりました。
答えは、紀元前660年となります。これは世界で一番古い建国の歴史です。ちなみに、35名の参加で、正解者は2名。自分の国の建国の歴史を知らずして、郷土愛を育むことができるでしょうか?また、国際化が求められるなか、小学校での英語教育も始まっていますが、真の国際人とは、英語をしゃべることでなく、自分の国を自分の言葉で語れる人材が、国際人ではないでしょうか? 水戸偉人伝には、たくさんの狙いを忍ばしているのです(p_-)
さて、今回は、水戸JCの新入会員の大高幸也くんが取りまとめてくれたアンケートの集計結果を下段に紹介させていただきます。
幸也くんは、若干20歳。水戸UCの立ち上げメンバーで、夏のキャンプ(ちびっ子平成弘道館)についても、5年にわたってお手伝いいただいてるベテランの?新人です。水戸偉人伝では、シナリオづくりから、最後のアンケート集計まで担当いただいています^^
鉄は熱い内に打て! 事業を作っていくだけでも偉いのですが、今回はあえてアンケートの集計までを押し付ける?ことで、JCの運動と向きあっていただきました。っということで、幸也くんがとりまとめた結果はこちらです
ちびっ子平成弘道館水戸版~徳パック~ (徳川斉昭編)
質問1 偉人伝を聞いて何を感じましたか?
・おもしろかった。もうちょっと聞きたい。
・斉昭が弘道館や偕楽園を作ったことは知っていたけど、日の丸を考案したことは初めて知った。
・偕楽園は大工が作ったと思ったけど斉昭公が作っていると聞いてびっくりした。
・偉い人がいっぱいいるなんて初めて知りました。
・学校の勉強をかならずする。
・いい人だと思いました。
・日本の人はすごいと思った。
・みんな苦労をして、今の日本があるんだなと思いました。
・斉昭公は弘道館や、偕楽園を作ったと思っていたけれど、日の丸も作ったと聞いてびっくりした。
・水戸には、徳川斉昭というすごいことをした偉人がいることが分かった
・日本の国旗のデザインを考えていたのが徳川斉昭と聞いて、すごい人だなと思いました。
・斉昭公は日本に色んな物を残したという事を知りました。
・私は、水戸にこんな立派な人がいたとは知らなかったのでびっくりしました。
・このような人がいたんだ!!とびっくりしました。この人がいて日本があるんだ。よかったなーと思いました。
・この人が日本を作ったのがすごいと思いました。
・すごいな
・斉昭公は日本にたくさんの物を残しているのがわかりました。
・日本は古いと感じた。
・徳川斉昭公が日の丸を考えたのがすごい。
・徳川斉昭はすごい偉大な人だとわかりました。
・斉昭公については授業で習ったけれど、日の丸を選んだことは初めて知った。
・難しかった
・斉昭はすごい人物だと思った。
・日本は長いなーと思った。
・黒船を初めて知りました。歴史に少し興味がわきました。
・たくさんの偉人のことが分かった。おもしろかった。
質問2 立派な大人になるために、君は何ができるかな?今日からできる、未来への約束を決めてみよう!
・学問を頑張ります。
・手伝いをする。
・勉強をちゃんとする。
・たくさん勉強してたくさん遊びます。
・お母さんの手伝いをする。
・一日一回勉強をする。
・一日一回手伝いをする。
・約束を守る。
・仕事をやって大きな家を作る。
・勉強を頑張ります。
・勉強の時間を削る。
・夏休みの宿題を全部終わらせる。
・母のお手伝いをして、将来親孝行ができるようにしたい。
・学問にはげむ。
・毎日[勉強を頑張りたいです。
・宿題以外の勉強もする。
・地球温暖化にならないように、電気をこまめに消す。
・もっとママの手伝いを増やしたい。
・勉強をしてテストで100点を取ります。
・将来、お母さんがおばあちゃんになったら料理をする。
・偉人等の話を聞いて学んだことを、これからの生活に生かす。
・お母さんとお父さんの手伝いをする。
■家訓二ストの寸評
子供の発想って楽しいですね^^ 今回、一番面白かったのは
「偕楽園は、大工が作ったと思ってた」っというもの。・・・多分、君の意見が正解です(^_^;)
①の質問から、導きだすものは、偉人伝がどう子供たちに伝わったのか?
コメントを読む限り、斉昭公の偉業をちゃんと伝えられているようです
そして、②の質問”立派な大人になるために、君は何ができるかな?今日からできる、未来への約束を決めてみよう!”から、導き出すものは、「感じた」ことを「行動」に移してもらうための導線です。ここが「徳パック」の一番重要な点でした。
②のアンケート結果からは、前むきな「約束」を子供たち自らが選んでくれたことがわかります。
「勉強をする」あるいは「お手伝い」をする。これが、「行動」です。
そして、一部の子供が書いてくれたように「○○するために、△△する」と決意を固めてもらえば、それが『道徳』になるのではないでしょうか?
水戸偉人伝も、計5回ほどの実践のなかで、トライ&エラーを繰り返し、ブラッシュアップをしてきました。
そろそろ完成版になってきた実感があります。
紙芝居形式のこの素材は、簡単なシナリオが用意してあり、誰でも偉人伝ティーチャーとして教壇に立てるようにパッキングしました。今後は水戸JCの事業はもちろん、地域の道徳素材として広く学校教育の現場で使用されることを目標しています。
偉人伝を伝える子どもたちはもちろん、それを伝えるメンバーにとっての学びの機会となる、それがJCです
人は人でしか学べません。地域のなかで、伝え、教え、そして学びあう そんな知の循環が、子供を地域を強くすると家訓二ストは確信しています。
家訓プログラムの姉妹プログラム「水戸偉人伝」に、これからも注目ください!
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