相互理解プログラム 受講報告☆水戸JC 7月例会にて

画像:プログラムの様子
画像:プログラムの様子

水戸青年会議所7月例会 第一部として、相互理解確立委員会の皆様をお招きし、日本JCの展開する「相互理解プログラム」を受講させていただきました。

 

水戸市内に居住される外国人の皆様をおまねきし、水戸JCメンバーとの親交と、相互理解を深める1日とさせていただきました。

日本人同士で、受講した経験はあったのですが、地域のなかでこれまで交流が持てなかった皆様とディスカッションを交え、私自身、価値観の違いを学ぶことができました。

 

忘れがち?ですが、JCIは、恒久的な世界平和の実現をめざす団体です。この時の「恒久」の意味は、ほっといても平和という意味です。世界を平和に導くためには、衣食住がたりない地域では、経済復興をもって子供たちを健康に育てる環境を築き世界平和を、あるいは紛争の絶えない地域では、武力での問題解決でなく、民間外交や、そもそも紛争の起きない環境づくりが急がれています。ほっといても、常に平和。それがJCIの掲げる理想です。

 

日本の各地域、そして世界中のJCメンバーは同じ目的のため、活動をしています。

もちろん家訓づくりプログラムも世界平和を実現する1つのコンテンツです(^_-)

 

このプログラムでは、価値観の違いを様々なワークショップをつうじ学び、そして相互理解を深める内容です。

今回、おなじテーブルには、中国、韓国の留学生が各1人。そして、インドネシアに留学経験のある大学生1人、そしてJCメンバー4名を加えた計7名のチームとなりました。

 

留学生のお二人には、こんな指摘をいただきました

 

日本人は、やさしいけど、裏表がある・・・っと。

これは、表面的なやさしさがある一方、ちょっと誘うと適度に無視されていたため、来日1年目は、距離感に苦労したそうです。これは、多くの日本人にコミュニケーションが圧倒的に不足しているっとの指摘でした。また、日本人は我慢強く、秩序がある一方、我慢をためこみ、結果、いじめや引きこもりが起こるんじゃないの?と、ウナルような考察でした。

・・・確かに(ー_ー)!!

 

議論の中では、なんで日本に子供が少ないの?

そんなお話もあちこちで出ていました

これは、女性の働き方やキャリアの問題や、またインドネシアに留学経験のある学生さんの指摘では、大家族であれば子育ては比較的簡単で、向こうでは祖母が孫の面倒をみて、お母さんは比較的自由だったとそんな報告をしてくれました。

 

日本、韓国、中国。新聞をみれば仲が悪い3国ですが、同じテーブルを囲み議論をすれば、みんな気のいい仲間です

テレビをつければ問題ばかりを報道されますが、結局おなじアジアに暮らす人間。そしてまだまだ青臭い、青っぱな垂れた小僧と小娘にすぎません。

ひざをつきあわす交流で、等身大の日本と、等身大の中国、韓国の姿に触れることができました

 

これが相互理解。そして民間外交による世界平和へのアプローチなのだと強く感じました。

 

水戸は国際都市をめざすべきだ!そんな議論があります。

ありがちなロジックでは、国際都市=英語をしゃべれる!となりがちですが、本当にそれだけのことでしょうか?

 

本当の国際人とは、自分の言葉で、自分のこと、自分の地域、自分の国を語れる人材のことを指します。

そして、確固たる自分をきずくためにも、違う価値観のもつ外国の方と交流し、お互いを高めあい、人間同士のリアルな交流が、社会を変革するイノベーションを起こしていくのです

 

今回同じテーブルを囲んだ中国の留学生のKさんから、こんな質問をうけました

「このイベントって、誰にメリットがあるの?」

ぼくは、できるだけ丁寧に返答しました

「まず、JCIという組織があり、嘘のようだが世界平和を実現させるために活動しています。そして、水戸エリアでも、普段はお互い違う商売をしながらも、地域のために、みんなでちょっとずつお金を出し合い、ある時は御祭りを企画し、ある時は、こうして交流を深める事業を企画しているっと、誰にメリットがあるか?しいていえば、地域にメリットがあると思って企画しています」っと

 

Kさんからは、「えらい!」と褒めていただきました(^_-)

JCメンバーにとっては、毎月ある例会も参加いただいた学生さん、外国人の方からみれば、何とく?か分からない不思議な集まりと感じたようです。ただし参加した全員が底抜けに楽しい時間を過ごせたのも事実、そんな輪が広がることで、地域の中で途切れていた輪がつながり、また水戸という地域が世界とリンクできていくのかもしれません。

 

水戸青年会議所では、世界のJCメンバーをお招きし、共に学びあう国際アカデミーの招致をめざし歩をすすめています。まだまだ小さな規模ですが、国アカ誘致にむけた土壌づくりと、世界平和を夢見る素敵な夜になりました。

 

設営いただいた橋本委員長率いる水戸未来ビジョン委員会の皆様、ありがとうございます。

ひきつづき、7月例会 第二部 OMOIYARI音楽祭も楽しみにしています。