7月27日に開催される水戸青年会議所7月例会「OMOIYARI音楽祭」の告知です。
今回の例会は、水戸英宏小学校を舞台に、アーティストであり元ルクプルの藤田恵美さんをお招きしOMOIYARIの歌の歌唱指導と、OMOIYARIを学ぶ設えとなっています。
また、OMOIYARIを学ぶだけにとどまらず、水戸版の徳育プログラムを組み合わせて実施します。
これは、思いやりに満ちた人材を育てるために、歌で感じた心を、まっすぐに行動に変換いただくために委員会が用意した仕掛けです。
水戸版徳育プログラムは60分の内容で、前半30分は国連ミレミアム目標の認知向上をになうMDGsの改良版を用いて、アフリカの子供と比べ、いかに恵まれた生活が出来ているか?を学んでいただきます。そして後半の30分で、偉人伝「野口英世」の半生を一緒に勉強し、英世のように、ハンデにまけず、はては世界平和に貢献できる人材を育てる種を子ども達に渡すストーリーです。
今後、水戸青年会議所では、ご協力いただく英宏小学校だけでなく、土曜学習むけの素材として、OMOIYARIの歌+水戸版徳育プログラムを学区内で展開すること想定しています。
さて、今回の例会のテーマでもある「OMOIYARI」。では、思いやりってなんでしょうか?
【思いやり】を辞書でひくと、相手の立場にたって考えることと明記されています。
電車で席をゆずったり、あるいは道に迷っている人を助ける。そんな思いやりは素晴らしいことです。しかし、問題は困っている人がいない時、相手の立場にたって、どんな気遣いができるでしょう?
サラリーマンのあなた、メールを送る際に、自分の名前を入れませんか?当たり前のようですが、これも読み手の利便さを考えてのマナーです。これも思いやりの1つです。そもそも、商いは、思いやりの宝庫です。お客様の立場にたち、便利なもの、そして困ったことを解消するからこそ、「商い」は成立します。反対に、自分だけ儲けようっと考えている会社は、長く持ちません・・・ 理由は、はっきりしています、そこに「OMOIYARI」がないからです。
では、今回の例会の対象にもなっている学生さん目線では、どんな「OMOIYARI」ができるのでしょうか?
駅前で、募金?あるいは、アフリカに鉛筆をおくる・・・いずれも尊い行為ですが、家訓ニストの考えはちょっと違います。
学生さんは、半人前。それはお父さん、お母さん、先生、地域。みんなに守られて暮らす文字通り大人未満の半人前の存在です。半人前のすることは1つ。父ちゃん、母ちゃんの言う事をまもり、部活に、勉強に汗をながし、学生生活を謳歌することです。
OMOIYARIは、貸し借りでなく、自分がうけた恩を、他のだれかに渡すものです。子ども達がOMOIYARIを返すのは、もうちょっと後の話し。つまり、立派な大人になり、仕事をつうじ、あるいは子育てをつうじ、親からもらった恩を次代に引き継ぐべきなのではないでしょうか?
みんなが出来るOMOIYARIとは、お年寄りに席をゆずる、あるいは道に迷った人がいたら、迷わず助けてください。それがOMOIYARIです。そして、困った人が見当たらないあなたは、日々の生活を誠実にいきることでOMOIYARIを他のだれかに渡してください。
思いやりを思いやりで返すことができたなら、地球は幸福でみたされることでしょう。
OMOIYARIの気持ちをどう行動に変換するか?
委員会では真剣な議論を重ねてきました。
そこで出した結論は、今を感謝し、今を一生懸命生きてもらえる子どもを育むことでした。
水戸版徳パックは、土曜学習であり、徳パックであり、MDGsであり、そしてひとづくり、まちづくりです。
OMOIYARI音楽祭に込めたたくさんの願いが一人でも多くの子ども達に伝わるよう、残り3日、鋭意努力中です。
小学校での開催となるため、参加はできませんか、多くのオブザーブをお待ちしています。
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