宇宙にいったレゴと、メディアリテラシーの問題

画像:宇宙にいったレゴ(※CGではありません!)
画像:宇宙にいったレゴ(※CGではありません!)

7月7日は七夕の日。

織姫と彦星は、1年に1度、宇宙で感動の再会を果たしますが、そんな宇宙にいっちゃったレゴブロックがいたことをあなたはご存知でしょうか?

 

竹につるした短冊でなく、リアル星に願いを^^です

 

2年ほど前、世界をニヤリとさせたニュースがありました。カナダ在住の高校生二人組が成功させた「レゴブロックを宇宙に到達させる実験です。

海外サイト『universetoday.com』によると、この実験をしたのはカナダ、トロント在住のマシュー・ホー君とアサド・ムハンマド君という二人の男子高校生。ふたりは秋からこのプロジェクトを始めました。毎週土曜日にマシュー君の家のキッチンに集まり、二台の動画用カメラと二台の静止画用カメラ、GPSとパラシュートを搭載したヘリウム風船を制作したそうです。制作にかかったお金はわずか3万円ほどでしたが、地上からおよそ25キロメートルもの高さまで高度を上げた風船は、美しい地球や月の様子をたくさん記録したあと、GPS機能により無事回収され実験は大成功を収めました。打ち上げ後、GPSの反応がなくなり1度は実験が失敗したと思い込んだ二人は、週末の間は、ホー君の家で餃子パーティーをして楽しんでいたこと。週があけ、GPSに反応がもどり、急ぎレゴを回収するとご覧いただいた映像が残っていたとのことでした。計画から実行、餃子を挟んで?レゴを宇宙に連れて行く!という高校生らしいアホ&アイディアが、秀逸です。彼らにとって、宇宙も、餃子も、パンチラも、同じ価値だったのでしょう ^^

 

何億円という資金を拠出し、宇宙への進出競争をする大国をしりめに、わずか3万円で高校生が達成した快挙に世界中が賛辞をおくりました。ニュースは意味でなく、「ニヤリ」で決めるべきだとおもいませんか? 朝から憂鬱なニュースを流されても気分は落ち込むし、だいたい個人じゃ解決できない問題ばかりです。海の向こうのドンパチから、TPP、医療費、年金・・・っと、日本人は、まじめすぎるのかもしれません。

 

ここ数日、しょうもない県議の交通費の不正請求のニュースが連日とりあげられています。

絵としては、面白い(*_*)

 

でも、これは、社会に対し何の意味があるのかな?と考えています。

 

数字(視聴率)がとれるニュースが、必ずしも社会に影響があるわけでもない。ちょっと前の食品偽装問題で登場した船場吉兆のつぶやき女将も、同じジャンルの犠牲者です。社会を楽しませてくれる「パンダ」もある程度必要ですが、パンダに意味を持たしたり、いたずらに社会悪を訴えても、数字をとるための遊戯にしかみえません。

 

世間を上手にころがず役人さんは、パンダの裏で、こっそり暗躍するのが上手です。

たとえば消費税増税の裏で、道路公団は、ETCの値下げ幅を縮小しました。これも、本来は豪華すぎる職員宿舎の問題から端を発し、高速無料化の議論が進んだ中で、ようやく出てきた庶民への還元策でした。のど元すぎれば、なんとやら、まさに「ちゃっかり増税」の典型です。原発問題も、発送電分離の議論や、総括原価方式の是非など、議論がすすませないまま、なし崩し的に、再稼働をめざしロビー活動が活発化しています。こちらの「ちゃっかり」は、更に図々しく、引責辞任した元会長は、関連会社に天下り、ゴルフ三昧の日々をおくっているそうです。

 

西宮の県議が、ちょこまかした政務調査費は2~300万。

道路公団の値下げ撤回で、2~300億。

東電のインチキ値上げで、2~3000億。

政府負担となっている原発問題の費用負担は、2~3兆円・・・

 

悪い奴ほどよく眠る・・・ です(_)!!

 

カナダの高校生が成し遂げたニュースは、「ニヤリ」とさせるものでした。もしかしたら、わたしが知らないだけで、そんなニヤリが世界には溢れているのかもしれません。

 

家訓づくりは、魔法の杖。社会に前むきな変化をもたらすたくさんの効果を持つものです。

躾の効果、親の自覚、ご先祖さんへの感謝・・・ 

 

家訓がもつ、たくさんの効果の中で、メディアリテラシー(報道を疑い主体的に判断する姿勢)の効果があることをぜひ知っていてください。 あなたにとって、本当のニュースはなんでしょう? しょうもないニュースから子供たちや自分を守る効果が家訓にはあります。そもそも、知っておくべきニュースって、あんまりないんじゃない!? 

 

家訓二ストの考えるニュースとは、一番のニュースは家族のこと。そして、次はペットのこと。野球があって、隣近所の噂ばなしを挟み、次の次ぐらいにテレビをつけましょう。しょうもないニュースはほっといて、宇宙にいったレゴのように家族が「ニヤリ」とさせる話題があれば、言うことはありません。

 

星に願いを・・・

そして、家訓二ストから皆様にお願いです。

 

ロケットにのって地球は脱出できなくても、メディアの枠から脱出しませんか?

そこから見える景色は、あなただけの青空(ニヤリ)です。心にニヤリ(青空)をつくる家訓づくりの受講をおまちしています^^