相互理解プログラム 備忘録

画像:相互理解?が進んだ仲間^^
画像:相互理解?が進んだ仲間^^

アスパック山形大会にて、相互理解確立委員会さまの公開セミナー「相互理解プログラム」を受講してきました。

 

ベネチアの映画賞を獲得した黒澤明の「羅生門」は、1つの事件をめぐって、三者三様、四者十様の見解が入り乱れる作品です。
欧米では、「Rashomon efect」(羅生門効果)という言葉まで生まれ、スティーブジョブスの自伝でも、使われるなど慣用句として定着しているそうです。

 

価値観は人の数だけある。そして自分が信じる価値観は絶対でない

自分と違う価値観をもった人がいることを理解する。


阪神ファンである家訓二ストは、巨人は嫌いです。しかし、巨人を愛する人もいる・・・ことを理解することが、大切です。

阪神VS巨人なら試合で決着をつければいいですが、キリスト教VSイスラム教ならどうでしょう?行きつく先は戦争になってしまうのではないでしょうか?

 

 

日本青年会議所は本気で世界平和の実現をめざす団体です。

家訓二ストは、「家族」という一番小さな単位から、社会の意識変革をもたらし世界平和を実現します。

今回は、同じ目的でも、外国の皆様をまじえ「相互理解」から世界平和をめざす同志の取組についてご紹介させていただきます。

 

水戸青年会議所では、7月例会の機会に、「OMOIYARI」について考える例会を企画中です。

「OMOIYARI」という言葉は日本語です。辞書でひくと、「相手の立場になって考える心」と表現されています。

 

「相手の立場になって」という点が重要で、親切のつもりが、おしつけてしまったり、かえって負担になってしまったりしたら、「OMIYARI」ではありません。

おもいやりの前提は、相手の立場。つまり、自分とは違う価値観をもった人がいるということを理解することと言えます。この日は、例会の参考に、そして家訓二ストとして、プログラム組立の勉強にと、90分のセミナーを受講させていただきました。

 

「相互理解プログラム」では、グループワークを通じて、自分とは違う価値観をもった人がいることを学ぶものです。そして、その特徴は、日本人はもちろん、自分と違う言語、習慣をもつ外国の皆様と理解を深めることができることです

 

犬の鳴き声1つとっても、

日本:「わんわん」

ロシア:がふがふ

フランス:「わふわふ」

イギリス:「ウ~っ」

イタリア:「バウバウ」

韓国:「モンモン」

 

っと多くのバリエーションがあります。このように1つの事象について、受取方も千差万別であることを知る必要があります。

これが、三者三様、4者10様?の受け取り方があることを示す「Rashomon effect」(羅生門効果)です。

 

犬の鳴き声ならばかわいいものですが、殺人事件や、国と国の間に起こる戦争であっても、受け取り方は千差万別。そして、やっかいなことに、いずれにも「正義」があるのです。

キリスト教圏の「正義」とイスラム教圏の「正義」。この2つ正義が正面でぶつかった時、話あいではなく多くの悲劇が起こっていることを我々は直視しなければなりません。

 

大切なのは、「自分と違う価値観をもった人がいる」ということを知ること。

必ずしも、相手の価値観にあわせろ!ということでなく、「違う」ということを知る!ということがポイントです

 

また相互理解プログラムの面白い所は、セミナー内での着地点だけでなく、受講後は、必ず酒をのむ!という点までパッキングしている点です。結局、座学などは入り口であって、セミナーを酒の肴に、友情を深めることができれば、真の相互理解がすすむ!という内容です。深いね(p_-)

 

国と国。あるいは、民族間、宗教観。世界では多種多様な「価値観」が入り乱れています。

独裁国家のように1つの価値観で統一するのは、もはや現実的でなく、時代は多様性を認め合う時代になっています。

そして、立場や背景をこえ、ひとりの人間としての友情をはぐくみ、世界平和にアプローチすることを「民間外交」といいます。

JCIは、世界14万人のメンバーをかかえ、世界最大級の民間外交を担う団体とも評されているのをご存知でしょうか?

 

「相互理解プログラム」は、世界平和の実現をめざすJCI、その本質を見つめなおすプログラムかもしれません。

ノーベル平和賞をめざす家訓二ストの最大ライバルの登場です(^_-)

道は違っても、おなじ世界平和という頂をめざす同志として、家訓の道。そして相互理解委員会さんの歩む道が、遅くとも着実に、前に進むことを約束し、受講の御礼と、平和賞をめぐる勝手な宣戦布告?と代えさせていただきます!