ナンバーワンにならなくてもいい 元々特別なオンリーワン♪
あなたの住む街は、オンリーワンな存在になっていますか?
今、まちづくりを模索する多くの市町村の中で、オンリーワンになりきれず。町おこしの「成功例!」と断言できるものが少ない現状があります。
水戸市でも中心市街地の活性化の掛け声だけは響くものの、商店街はシャッター通りとなり、かつての市街地にはコンビニさえない始末・・・
「昔はよかった・・・」と愚痴をこぼしても、何も始まりません。本当に打開策はないのか?そして地域に眠る財産はないのか!? 多くのJCメンバー、そして商工会、まちを愛する地域の人が模索し、そして葛藤する悲鳴にも近い声が聞こえています。
そんな中、水戸市の東、太平洋に沿いに位置する大洗では、アニメをつかった街おこしで脚光を浴びています。これは、「成功例!」と断言できる稀有な例です。このプロジェクトの仕掛け人が、今回、備忘録で紹介させていただく常盤さんです。
常盤さんは、2009年に大洗JCの理事長を務められ、2010年には茨城ブロックの役員を担当されるなど、JCの先輩でもあり、常盤さんの経営されるトンカツ屋さんが近所にあることもあって、勝手に親近感を寄せさせていただいています^^
3月に行われた「夜・梅・祭」では、アニメのスピンオフ?企画にもご参画いただき、
常盤先輩から、「幡谷くんは、策士だね~うまく乗せられちゃった」とお褒めの言葉?も頂戴しました。
ちなみに幡谷からは、「裏も表もありません。腹の中は、真っ黒^^ 純粋な悪だけです!利用させていただきました!」っと返答させていただきました
家訓ニスト以上の策士? 否、軍師。常盤先輩が仕掛けてきたアニメを使った町おこしの全貌がこちらです
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■ガルパンとは?
「ガールズ&パンツァー」(通称:ガルパン)とは 、戦車を使った武道である戦車道が華道や茶道と並び大和撫子の嗜みとされている世界を描いた物語で、兵器である戦車を美少女達が運用するという、ミリタリーと萌え要素を併せ持つ作品です。サンクスのほか、大洗町の店舗や宿泊施設、交通機関、役場や商工会などが協力・応援しており、街並、各種施設、交通機関がほぼ忠実に再現され一部は実名で登場する。題名の「パンツァー(Panzer)」はドイツ語で「Panzer Kampf Wagen」(装甲戦闘車輌)の略系、すなわち「戦車」を意味しています。
大洗町が大洗女子学園の母港(という設定)であイベントや地元企業とのタイアップに加えて、大洗あんこう祭の前日にはメディア向けの記者会見が行われた。大洗町は2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で大きな被害を受け、さらに原発事故の風評被害もあり、復興が進んでも町は震災以前のような賑わいはなかったが、本作の放送開始直後からファンが大洗町への聖地巡礼に次々と訪れたことが町の復興や活性化に大きくつながったため、このことがニュース番組やワイドショーでもたびたび特集が組まれて放送されています。
大洗町のこれらの取り組みは2013年6月に国土交通省・観光庁の「第1回『今しかできない旅がある』若者旅行を応援する取組表彰」において奨励賞を受賞、2014年2月には茨城県の「平成25年度いばらきイメージアップ大賞」の大賞や第8回声優アワードのシナジー賞を受賞しました。
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新しい街おこしに成功した大洗では、週末ともなれば、多くのファンが街に訪れ、賑わいが復活しました。
しかし、ガルパン以前の大洗は、目立った産業もなく、若者の流出がつづき、高齢化だけが加速する、日本中どこにでもある街の問題を抱えていました。唯一の資源ともいえる海、そして海水浴を中心とした観光業も、震災時の津波の被害、そして原子力事故による風評被害に苦しみ、まさに絶体絶命という中で、常盤先輩を中心にしたプロジェクトは始動しています。
単にアニメというなかれ!
ガルパンを触媒にした街の活性化はさまざまなイノベーションを起こしています。
そして驚くことに、このアニメ。舞台である大洗では放映していない(視聴できない)作品なのです!
運よく、アニメ化された作品の舞台が大洗であり、その人気に便乗した?街づくりでなく、軍師である常盤先輩のもと、綿密に練られた作戦の中で、製作側と、ファンが共に一緒に作品を創っている?というのが、大洗で始まった、まったく新しい街づくりの挑戦です
一義的には、人が来ること。震災に傷ついた街に、人が来てくれること。これ以上の福音はありません。
二義的には、人が交わること。来訪されるファンの皆様が、大洗に親しみを感じ、またそれを迎える大洗の街のひともやさしく、あるいは自分の孫や息子のように迎え入れてくれます。
事実、大洗では、週末になると自主的に店番?をしてくれるファンや、ガルパンがきっかけに大洗に移住された方までいらっしゃいます。2次元のアニメが、3次元の世界で新しいコミュニティーをつくりはじめています。
三義的には、共通の言語が生まれたこと。この時の言語とは、「ガルパン」あるいは「ガルパンの世界観」をさします。文化とは、一定の共通認識のうえで成り立ちます。ぼくらがしゃべる日本語は、共通言語であり、文化です。しかし日本語を聞いたこともないマサイ族の方からすると、心地よい歌でさえ、悪魔の呪文にしか聞こえないのではないでしょうか?では、日本人にしか理解できない文化には意味がないのか!?といえば、それは違います。日本には日本特有の、そしてマサイ族にマサイにしか分からない文化、そこにアイデンティティーがあるのです。
ガルパンの共通言語が分からない人にとって、アニメがきっかけで、職をすて大洗に移住する意味が一生分からないことでしょう。。。しかし、分からないからといって、意味がない訳ではなく、ガルパンという言語をつうじ、まったく新しいコミュニティーが生まれているのです。それがありふれた港町である大洗で起こっているイノベーションです。
二次元のアニメが、三次元の世界を創っていく・・・
手の届く範囲の暖かさも忘れ、スマホをいじり、ネットを検索し三次元に生きていないのは私たち自身なのかもしれません。二次元のアニメにぬくもりを感じ、そして聖地巡礼という手法をつかって街をかえる常盤さん、そしてガルパンを愛するファンの皆様こそが、今を生きているな~と感じました。
めざすべき山が高ければ、そこに挑戦しがいがあるというもの<(`^´)>
常盤さんという偉大な先輩を、家訓ニストにとって越さなければならない山とこころえ、家訓によるイノベーション、そして家訓による街おこし、家訓によるノーベル平和賞受賞まで、ニストらしく、笑顔を忘れず、腰だけは低く。そして気持ちはいつも、腹黒く!世界を変える挑戦をしていきたいと思います。
常盤先輩の講演では、最後にこんな言葉で締めくくりました。
「プロジェクトに秘策はない。全員が楽しめなくていい、ただし継続し、そして一番大事なのは遊び心を忘れないこと」
家訓づくりには、秘策はない。全員が楽しめなくていい、ただし継続し、そして肝心なのは遊び心!
公私ともに多忙な中、時間をさいて現役メンバーのために講演をくださった常盤先輩への恩を報いるために、まずはクックファンでとんかつ頂戴することを約束し、そして、世界をかえる「家訓×ガルパン」のコラボレーション企画?をお待ちしています^^
・・・んっ やっぱり腹黒いのかな(>_<)
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