テルマエロマエⅡから考える 平和憲法と世界平和

画像:ロケ地となった七ッ洞公園
画像:ロケ地となった七ッ洞公園

安近短のゴールデンウィーク、嫁さんと「テルマエロマエⅡ」を観てきました。

まさかの風呂映画、そしてまさかの世界平和?を実現をめざす映画です。

風呂技師に扮する阿部ちゃん怪演もあり、爆笑につぐ爆笑で、ひさしぶり映画館に足を運んだかいがありました

 

テルマエロマエⅠに続いての鑑賞となりましたが、前作では、水戸七ッ洞公園がロケ地に選ばれ主要シーンの撮影がされています。今回も回想シーンで映っていましたが、マニアじゃないと分からないかな(*_*)

風呂ずきのすべての日本人におくるバカバカしく、そして案外深い映画です。ぜひ映画館で鑑賞ください^^

 

テルマエロマエⅡは、古代ローマを舞台にした映画です。劇中では、侵略による拡大政策による平和維持をもくろむ元老院と、共存共栄による平和をめざす皇帝の闘いが描かれています。

 

では、平和とはなんでしょう?

いじわるな定義では、平和とは、戦争と戦争の間の時間とも評されます(*_*)

 

平和のために戦うのも平和、有史以来、人類は闘いに明け暮れてきました。

 

あらためて、平和とはなんでしょう?

家訓ニストは、明るく豊かな社会であると定義します。この時の明るさとは、社会の明るさ、目に余る不正や独裁のなかでは、明るさはありません。そして、豊かさは、経済的な裏付けでなく、人間の思慮深さに根差すものと考えます。

 

戦争により、罪のない人が殺される。あるいは、市民であった兵士が、銃をもち殺人をおかす。そのいずれにも、明るさも、豊かさもありません。

 

殺人は、殺人です。

アメリカさんでたとえると、裁判所による捜索令状があり、その説明をおこない、証拠だ、法律だ、裁判だっと、何重にも貼り巡らされた司法の網が、戦争になると、「あっ危ない!?」「バキュ~ん」で終わりです。

訴訟社会ともいわれ、マクドナルドのコーヒーが熱すぎて50億円の賠償金。あるいは、泥棒にはいった男が屋根で足をとられ骨折、家主の管理責任をとい訴訟をおこす・・・といった厳格すぎる運用をする国が、バキューンで終わりです。

これは、豊かでも明るくもありません。

 

しかし、国が武力をもつことに、こんな議論も一方にはあります。

武力放棄をうたい平和憲法として知られる日本国憲法に関して、特攻隊を描き、映画化された『永遠の0』の作者でもある百田氏はこんな発言をしました。

「憲法9条を守りたい人間は、戦争が起きたら最前線に行ってもらい、『日本には憲法9条がある』と叫べばいい」といいっと・・・

 

 

家訓ニストの考える平和とは、前者と後者の真ん中の立場です。

 

平和を守るには、武力も必要。しかし、侵略戦争はもちろん、戦争は誰の得にもならない悲しい事実であると

歴史を丁寧によんでいけば、大東亜戦争は、自衛のための戦争であったと考えます。問題は、軍国主義でなく、軍に、はびこっていた官僚主義、組織に巣食うのエリート主義が、諸悪の根源です。

 

自衛であったとしても、戦争は戦争。なおかつエリートさんには、国の行く末よりも派閥や組織を優先してしまうマインドがあるのです。事実、戦後70年たっても、官僚主義はこの国を滅ぼす原発の推進や、国土をこわす公共事業を着々とすすめています。

例をあげると、負けることを許さなかった日本軍は、撤退を転進と置き換え、言葉遊びで、国民をだまし続けました。現代でいうと、原発の爆発を事故でなく「災害」といったり、あるいは、道路公団は、値下げを「社会実験」と表現しました。いずれも、組織に巣食うマインドの深刻さを、気持ち悪く表現しています(*_*)

 

あらためて、家訓ニストは真ん中の立場で、世の中で流布される不安や、問題はほぼ無価値であり、本当の幸せは手が届かず案外そばにあって気が付いていないものと定義します。

つまり、嫁であり、こどもであり、家族です。そして、ちょっと無理をして隣三軒両隣。それでも解決できない問題は、選挙で思いを付託しましょう。これで充分!っていうかこれが国家です。

 

はっきり言いますが、それ以外は関係ない!と断言していい。

酒場でTPPの議論をするより、町内会長の人事を相談した方があなたの人生のためです。手の届く60cmまでがあなたの世界。たとえ車にのっても交通事故の6割は、家の近所でおこるのです。

 

「家訓」はあなたをつくり、そして家族を見守ります。

国家の本は家にあり。平和とは、あなたが平和を満喫しているか?その1点に集中すべきなのです。

 

そして、自身の幸せを考えた時。「お風呂」という先人が遺した素晴らしい文化が日本にはあります。

映画では、お風呂が、国民を堕落させるという元老院側のロジックと、お風呂によって、人間の豊かさを満喫し、社会の調和をはかる皇帝が描かれました。

 

会津の民謡のなかで、オハラ庄助さんは、朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、それでシンショウ(財産)つぶした、もっともだ~もっともだ~と謡われます

しかし、オハラショウスケ・イズムは人類のめざすべき理想かもしれません。

 

お風呂にはいれば、戦争なんて馬鹿らしくなる・・・

劇中では、そんなセリフもありました。バカバカしい話しですが、世界60億の人々が、おなじ気持でいられば、理論上、この地球上から争いがきえ、真の世界平和が実現するのです。

 

ラブ&ピースから、KAKUN&入浴へ・・・

 

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