鹿嶋JCのIさんへ送るアドバイス ~開催後のうれしい報告~

画像:鹿嶋神宮
画像:鹿嶋神宮

先日の関東地区フォーラムで嬉しい報告を伺いました^^

 

2月に開催させていただいた 鹿嶋JCさま2月例会の際、受講いただいたメンバーのIさんが、社訓をつくって会社で実践しているとのお話でした! こんなに嬉しい話はありません。

 

家訓づくりは、一種のショー。楽しく学んでも、そこで終わってしまえば、何の価値もないのです。このことを、中国の陽明学では知行合一と表現しました。つまり知って行わないことは、未だ知らないことと一緒である!っと、簡単にいうと、つべこべ言わずやれ!っということです。

 

当日は家訓づくりの内容でしたので、「社訓」となるとちょっと足りない内容だったかもしれません。

ここで、実践いただいているIさんにむけ、当日触れられなかった社訓づくりのポイントを紹介させていただきます。

 

①目的と目標を明確にわけましょう

②実践しましょう

③つづけましょう

 

以上です^^

話をうかがった中では、②、③については問題ないようですので、ここでは①の解説をします。

今回、Iさんの作った社訓は、こんな感じです

 

第一条 あいさつをする

第二条 言葉づかいを丁寧に

第三条 整理整頓

 

どれも大事なことばかりですし、弊社でも出来ていない内容で立派な社訓です!

しかし、この3条は、行動目標であり、肝心の目的、つまり「○○のために」という部分がありません。これを補うものとして、社訓の調査で、家訓ニストが発見したたった三行の黄金則を紹介します

 

■家訓ニストのおススメ「社訓づくりの黄金則」

○○を通じて

××し

△△を目的します。

 

簡単でしょ^^

ここで、この黄金則を使った3つの会社の社訓を紹介させていただきます。

(※家訓ブログのセルフカバーです)

 

■タリーズコーヒー

一杯のコーヒーを通じて、「お客様」、「フェロー」、「社会」に新しい価値を創造し、共に成長する。

目的:世の中に新しい価値を創造する

目標:共に成長する

手段:一杯のコーヒーを通じて

 

解説:1997年に松田氏によって創業されたスペシャルコーヒーを扱うお店。同業であるスターバックスと比較し、企業理念の大切さを説明します

       タバコ   本    アイス

スタバ    ×    ×      ×

タリーズ   ○   絵本あり   好き

 

コーヒーの美味しさを伝えることが目的であれば、タバコの匂いは排除する対象です。しかし、タリーズでは、新しい価値を創造させることを目的としており、コミュニケーションのツールとして、タバコにも寛容です^^ 同じく絵本も、そしてアイスも!? 会話をはずませインスピレーションを誘うツールなのです。同じ?というか完全にパクリだと思っていたスタバに対してのタリーズの戦略には、案外深い違いがありました^^;

 

■トヨタグル―プ

人・社会・地球環境との調和を図り、モノづくりを通して持続可能な社会の実現を目指します

目的:持続可能な社会の実現

目標:ひと、社会、地球環境との調和をはかる

手段:ものづくりを通じて

 

解説:プリウスの成功は、まさに企業理念を具現化させたもの<(^´)>素晴らしいっ

  

■松下電器

産業人たるの本分に徹し社会生活の改善と向上を図り世界文化の進展に寄与せんことを期す

 

目的:世界文化の進展に寄与する

目標:社会生活の改善と向上

手段:産業人の本分に徹して

   

創業者の死後、事業が拡大したトヨタ。大工の息子が起業した会社が、自動車の販売台数世界一の会社になりました。そして松下電器は、幸之助の死後、企業ブランドの統一、リストラ、合理化、そして経営危機・・・

 

これは、創業者の理念を引き継いだトヨタに比べ、理念でなく、事業を引き継いでしまったパナソニックとの差ともいえます。社会生活の改善をめざした松下幸之助は、戦後すぐの危機の際も従業員の整理には手をつけませんでした、また講演会では、もしリストラを迫られたら?という質問に対し、給料を全額払い、そして頭をさげて、従業員から借金をする!とまで、言っています

 

幸之助の死後のリストラは、アメリカ流のグローバルほにゃららの視点では間違っていません。しかし、10年、100年のスパンでいえば、大失敗だったのは明白です。リストラのため、従業は委縮し、時おなじく隆盛していた韓国系の企業にヘッドハンティングにあい、培ってきた有形、無形の技術が流出し、結果、売上は、目も当てられないものになりました。

 

死せる孔明、仲達を走らす。死せる豊田佐吉が、今もグループをけん引するトヨタグループと、名実ともに偉大な創業者の心が消滅してしまった松下電器、社訓、理念の大切さがわかる一番の事例です。

 

 

会社の大小でなく、この問題は、父ちゃん母ちゃんがやってる工務店でも、起こりうるパラドックスなのではないでしょうか?

 

ちなみに、黄金則をつかった家訓ニストの会社の社訓(理念)は、以下のとおりです。

 

○○を通じて

××し

△△を目的します。

 

食の流通を通じ

お客様、メーカー様、社員全員が共に成長し

食卓に溢れる笑顔をきづくことを目的します

 

いかがでしょうか?手前味噌な社訓ですが、食卓に笑顔を届けることを目的にさせていただいています。しかし、食事だけは出来ない要素もあるのも事実・・・ なので、家訓づくりを推奨しているのです!

ちょっとこじつけっぽいですが、嘘から出た真実(まこと)という言葉のとおり、100回嘘をつけば、あなた自身も嘘にだまされ、いつしか真実になっていきます。身の丈のあった社訓よりも、ドデカイ嘘(目的)をつき、いつしか嘘が真実になるような、社業の発展を祈念しています。

 

あらためて、鹿嶋JCの井口さん、ありがとうございました!