月日は100年の過客にて、過ぎ去る時もまた旅人なり・・・
今をさかのぼること3年前、新潟県十日町JCさまの例会で、やんちゃ坊主?として知られる弘中邦充さんの講演会と、家訓づくりを同時開催させていただいたことがあります。第1部は、和尚の講演会。そして2部が、家訓づくりプログラム。講演をうかがった皆様が、すぐにアクションをおこせる充実した内容でした^^
広中和尚は、愛知県岡崎市の住職で、不登校や、家族に問題のかかえる子どもたちをあずかり、共同生活のなかで、生きる力を養っておられる徳の高い住職です。生臭坊主・・・なんて悪い言葉もあるように、広中和尚も、酒もやるしタバコもすう。打ち合わせの段階から、非常にくだけたお方でしたが、宗教家としてこれほど行動力に溢れたおっさんを僕はしりません^^
子どもを養うのには、金がいる!と講演会に精をだす一方、この日も付き添いに家出中の女の子を同伴させていました。こうした講演会には、必ず誰かを同行させて、勉強をさせるそうです。とにかくすごい方なのです!
私自身、和尚のお話を伺うのは初めての機会・・・元気すぎる講演の中で、先生はこんなエピソードを語ってくさいました。
「極度の拒食症だった女性をあずかり、共同生活をおくらせていただが、症状は悪くなるばかり・・・ しかし東日本大震災がおこり、ボランティアに参加させると1か月でふつうの生活が送れるまでに回復した」っと
ヒトは皆、師。
教育とは、座学で得るものと、誤解しがちですが、あなた自身が、学校で学んだものがありますか!?
少なくとも、ぼくはありません。
しかし、学校にいってからの人間関係や、部活、そんなところで学びを得ていたとも思います。
そして、ひとから頂戴した気づきを、実現するために、机のうえでテキストをひらき、ひとはまた学ぶのです。
人間は関係性の中で学びをえる生き物なのです。
冒頭の拒食症の女性も、耐え難い状況のなかで、人を助けることで、自分が学び、そして救われた例なのかな?と思います。
家訓づくりを教え?にいった家訓ニストでしたが、わたし自身が、広中和尚から、学びをいただき、そして表現をかえれば、拒食症の女性が、わたしに教えをくださりました。
「学び」についての考え方をあらためる時代がやってきました。
「ひと」は人でしか学べない。
家訓づくりは、「ひと」を学ぶプログラムです。この時の「ひと」とは、あなたと一番近い人、つまり親父であり、おふくろです。そして、親父は祖父から学び、祖父は、その父から・・・ 日本人として受け継いできた大事にしなくてはならないものってなんですか? 縁(えにし)はグルグルまわり、いつしか自分にかえってくる。そして、あなたも息子、娘の師として、大切なものを渡す義務があります。まさに輪廻ハイライト。それが家訓づくりです。
ひとは人から学び、そして、人に活かされる生き物。
ぼくのスタイルとは違うのですが、青山繁晴さんの圧倒していく講演スタイルをみて、広中和尚の講演を突然、思い出しました^^
学びの教材、家訓づくりプログラム。
あらためて、プログラムの開催をお待ちしています。
輪廻ハイライト・・・そして、わたしも「学び」を与えられる「ひと」になれるよう、娑婆(しゃば)のいとまをもがいていきます。
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