4月24日 二本松JCさま4月例会にて大人版徳パックとして、家訓づくりプログラムを採用&開催いただきました。
【徳】と【家訓】というと一見、関係ないように感じる2つの事柄も、家訓づくりこそが、残された人類の希望、そして【徳】を積む最終兵器なのです。
そもそも【徳】とは、儒教の概念で、孔子をもってしても明確にその説明をしてくれるわけではありません。
一般には、仁・義・礼・智・仁と表現されますが、それさえ、説明?にはなっていません。とくに中国でいう「徳」と、「」日本の徳は、全く違うものです。一番違うのは、商売に関しての徳の違いです。中国では商人は罪人のような扱いとなり、聖人はお金を扱うこと、ましてや商品に利益をのせ販売することを「泥棒」だと忌み嫌います。
反対に、日本では商売こそ道徳を実践する道であると、高い倫理性を保ってきました。いま世界をリードする日本経済の一番の財産は、信用力。それは、中国由来でありながら独自の進化をしてきた日本の【徳】によるものと家訓二ストは考えます。
分かりにくい徳の概念について、戦国時代をいきた伊達正宗公は、日本と中国の徳の違いを端的に言い表した名言を子供たちに遺しています・・・
■伊達正宗公遺訓
仁に過ぐれば弱くなる。
義に過ぐれば固くなる。
礼に過ぐればへつらいとなる。
智に過ぐれば嘘をつく。
信に過ぐれば損をする。
気長く心穏やかにして、万に倹約を用いて金銭を備うべし。
倹約の仕方は不自由を忍ぶにあり。
この世に客に来たと思えば何の苦もなし。
朝夕の食事うまからずともほめて食うべし。
元来客の身なれば好き嫌いは申されまじ。
今日の行をおくり、子孫兄弟によく挨拶をして、娑婆のお暇申すがよし
さすが、東北の王、伊達正宗!しかも、食事がまずくても褒めてくえ!なんて、マイホームパパ感満載の家訓ですね^^
そして、杓子定規な【徳】の解釈でおこりうる注意点を上手に説明してくれています。
正宗公も人の子。そして子孫に守ってほしい言葉を明確に伝えています。
家訓づくりプログラムは、この「伝える」ということに着目し、「伝える」ことを意識して、本当の価値観、守らなくてはいけない倫理観が抽出できるものと想定しています。
家訓二ストの考える【徳】とは、自分で決めてくれ!という話。
ただし、ひとそれぞれがもつ【良心】を大切にし、守り伝えていきましょう!と提言します。
それこそが、家族を救い【徳】をつむ最終兵器たる家訓づくりプログラムなのです
この日も、二本松青年会議所 青少年開発委員会の皆様にお招きいただき家訓づくりプログラムを開催させていただきました。もともと、日本JCの仕掛ける徳パックを採用予定であったものを、大人版(メンバーむけ)に改良していく過程で、本プログラムの存在をしり、オーダーをくださりました。
委員会さまでは、「徳」と「家訓」。一見関係ない、そして家訓二ストの説明をもってしても、ややこしい関係性について議論してきたそうです。
そして、こうした目に見えない取組や議論の結果があってこそ、セミナーに対しての習熟度は変わってくるものと家訓ニストは考えます。素晴らしい設えと、真摯な姿勢で受講いただき、トレーナーとしても大成功といえる内容で、プログラムを終えることができました^^
画像は、家訓発表の際の会場の様子です。
爆笑につつまれる会場をみていただくと充実した内容であったことが分かるかと思います^^
【徳】という一見難しテーマですが、それを楽しく学び、かつ実践できることが家訓づくりプログラムの特徴です
しかし、例会で学ぶだけでは、入り口にもたっていません。この学びを日々の生活のなかで投影し、そして「家」のルールを家長であるあなたが背中でかたることで、【徳溢れる】人財が、育まれることを確信しています。
開催にあたりご尽力いただいきました安斎直前会長さま、渡辺理事長さま。ご設営いただきました石澤委員長はじめ委員会の皆様、素晴らしい機会をいただきありがとうございました! ぜひ次回は、一般の皆様をまじえた運動の展開をお手伝いさせてください! そして、岳温泉に泊まらしてください^^ 徳溢れだす二本松をつくるために、2度、3度っ4度、5度っと・・・と、おかわり開催のオーダーをお待ちしています!
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