4月23日 ひたちなかJC様 4月例会にオブザーブさせていただき藻谷浩介さんの講演を拝聴してきました。(※水戸青年会議所でも6月の例会の際の講師としてお迎えすべく準備中です。)
藻谷さんの著作である「デフレの正体」「里山資本主義」はいずれも大ヒットを記録し、また講演とは別に全国の全市町村を自費でまわり、詳細はフィールドワークをされてきたことで、確かなデータと、ご自分の眼や耳で収集してきた裏付けのある講演は、全国で好評をはくしているようです。
この日も、「那珂台地トライアングル」をかかげる瀬谷理事長の狙いに沿って、藻谷さんの分析と地域で取り掛からなければならない課題について、多くご指摘や提案をいただきました。
那珂台地って、どこ?というのが率直な感覚だと思われる中、藻谷さんは講演の中で、この地域の歴史や、特性や問題的をバシバシ指摘される姿は感動すらおぼえました。ちなみに、那珂台地とは、ひたちなか、那珂市、東海村の3つの自治体をさし、ひたちなかJC様では3市合併の意義を提言しており、この日も那珂市の市長を会場にお招きしていました。こちらも知行合一の運動展開に感服です(*_*)
では、余計な寸評ぬきに備忘録を紹介します。
個人的に、茨城とフランスは地政学的には一緒だ!という藻谷さんのコメントを頂戴し「いばらき~おフランス化作戦」について、のちほどブログで上げてみたいと思います^^
~備忘録~
・中国、韓国は貿易黒字の相手先、お客様なた仲良くすべき
・日本の赤字先の対策を考えるべき
・アメリカは、優秀な得意先、10兆近く儲けさせてもらってる
・みえずらい赤字先は、中東諸国、油代として11兆円も払っている
・その中東諸国は、欧州から物をかっており、結局EUが、儲けている
・アジアとアメリカから稼ぎ、中東へ貢ぎ、その裏でヨーロッパ人が笑っている?
・20世紀はハイテクの時代、21世紀は地産地消の時代
・フランスとの貿易収支は、ここ5年で赤字が倍増・・・りゆうはワイン
・原価数10円のブドウが付加価値がのせられ、5万、10万っとなって化けていく。いまさら半導体をうってもこんなにのせられない
・「買い手」にとっていいわけの効く商品がのびる。
・湯布院にいってきた(→いいね) 鬼怒川にいってきた(→ふ~ん)この差がでかい
・フランスにいってきた(→いいね)茨城にいってきた(→だから?)この差が付加価値の差
・でも茨城とフランスはよくにている。土地が豊かでひらったい
・地産地消の大事さ、沖縄は離島ということもなり地産地消。島でつかった100円のうち97円は島にのこる
・地域内でお金をグルグルまわすのが大事
・そのうえでフォワードが点をとってくる(外貨をかせぐ)
・フォワードはワントップ、そのかわり地域間競争でかてる商材で勝負する。でも全員がFWである必要もない
・チーズの消費量の増加なんかが参考になるのでは?
・おなじ発酵食品である納豆の可能性は高い、関西人が食べなかった納豆の消費がのびたように世界中で納豆がうれる可能性はある
・客を細分化して狙いをつける必要あり(セグメンテーションしてターゲットをしぼる)
・観光業でたとえると、いまだに団体のおじさん客をターゲットにプランをたてている地域がある、狙うならおばさんのしっぽり旅を楽しむグループにしぼるべき
・選ばれる理由を考えよ
・なぜその会社から買うのか?「いいわけ」を提供すること
・なにをしても東京に豊かさをもっていかれる・・・それが。北関東3県の構造的な不況要素
・安売りの我慢大会に未来はない
・高く売る努力、高く売れる天才をめざせ、なれなくても天才をまて?そして地域でグルグルまわす
・油をかえば、中東にお金がもってかれるように、エレルギーの自給自足をはかれることが理想
・ばいおます、地熱発電!だけでなく、人間の力・・・歩くことも地産地消の一番の実施施策
・ご当地、独自のハイセンスのもので勝負
・あとはお金を地域でグルグルまわす
・スイスは世界一最低賃金がたかい(1500円)だけど競争力がある!
・手作りにこだわり高い、高い時計を売りつけ、そして外国のものを買わない!のでお金がまわり、入ってくる分が利益になる(茨城の逆?)
コメントをお書きください