いばらき×フランス ボンジュール計画

画像:モンサンミッシェルも、茨城でいうと潮来?
画像:モンサンミッシェルも、茨城でいうと潮来?

茨城で生まれた方、おめでとうございます。

そして、茨城に生まれなかった皆様、残念でした。

 

昨日、藻谷浩介さんの講演会で伺った話に触発され、家訓ニストの愛する故郷・茨城は、ほぼフランスであったことに気づいてしまいました。あこがれのフランスが、東京から1時間の距離にあったなんて・・・生まれ変わり茨城(フランス)人として生きるか? あるいは、エールフランスでなく常磐線にのり、今年のゴールデンウィークは茨城にお越しください^^

 

なんでフランス?という皆様にご納得いただくために、フランスと茨城の類似点を上げさせていただきます

 

①土地が平ったく、肥沃だ。

②自由を愛し、ちょっと、とっつきにくい

③言葉が独特(*_*)

 

うん、どう見てもフランスっ<(`^´)>

 

貿易収支でみると日本とフランスの結びつきは強く、ヨーロッパの中でも親日国として知られています。たとえば、柔道の競技人口でみると日本を上回る人気ぶりで、他にもアニメや、映画、そして近年では日本食もひろく浸透しているようです。シャンゼリゼ通りのおしゃれなカフェでは、ヘルシーな「蟹カマ」を置いてある店が増えているそうです

 

日本から、フランスへの輸出品としては、電化製品、自動車。近年では、日本食の輸出も増えています。

反対に、フランスから日本へは、ブランド品、そして近年ではワインを大量に輸入しています。ボジョレヌーボーの消費の8割が日本なんてデータもあり、日本は、何千億円という単位で、フランスワインを飲みまくっているのです。

 

産業のグローバル化がすすみ、工場で生産される半導体や製品で利益が出しにくい商環境が続いています。つまり、ほぼ原価でしか販売できない状態です。しかし、フランスが得意とするワインや、チーズといった加工食品では、原価にあたる農産物の単価の10倍、20倍という価格で流通させることが可能です。

 

バファワリンの半分が優しさで出来ているように、ワインの半分は、ぶどうと、「情報」で出来ています。

20世紀は、ワインをのみ、21世紀はウンチクという名の「情報」を飲む時代になったのです。

この時の「情報」とは、「ワインは、体にいい」とか「ポリフェノール」とか、「やっぱりフランス産は違うよ!」という飲む前に刷り込まれた印象のことをさします。

 

商品を購入する消費者に、プレミア感を提供することができれば、たとえ高くてもお客は喜んで買い、そして他のひとにまで進めるものなのです。

たとえば健康食品として浸透しつつある「グリシン」という物質は、サプリメントとして買うと1日10g30日で、3000円!なんて価格だったりします。しかし、加工食品工場では同じグリシンをkg800円で売っています。じゃ、中味が違うのか!?というと、そんなことはありません。しかし、違うことがあるとしたら、「健康にいい」という情報が違うだけです。つまり、フランス製ワインが高い理由と同じです。

 

kg2~30円のぶどうが、加工され、情報という付加価値をのせることで、1本5万、10万というワインに化ける・・・これは、フランス・ロンダリングです。

しかし、この構造を茨城に当てはめると全く逆の構造が浮かび上がります。これは茨城だけでなく、栃木、群馬を含めた北関東スパイラルです(*_*)

茨城産のメロンが、原価で叩かれ、夕張にわたり、高級メロンとして流通したり、あるいは、生産量だけは日本一の栗なんかも、長野小布施で加工されることで、何倍もの収益がちゅうちゅう吸われてしまいます。

 

茨城、そして栃木、群馬。日本中で一番パッとしない北関東三県は、東京奴隷型のデフレスパイラルの被害者であることを知るべきです。まあ「いがっぺ」っとあきらめずに、奴隷貿易からの解放をめざしてみませんか?

 

改めて家訓ニストは茨城のフランス化を宣言し、以下に実現させる施策を提言いたします。

 

①生活大国へ、大人だって休みたい茨城バカンス計画 

→茨城に立地する工場には、従業員に夏休み1か月を付与すること義務づけます。ワークシェアの意味もあるかもね

②公用語は茨城弁

→もうなってます(*_*) 客におもねるなんて、もう古い。茨城人は、言葉だって、もてなさない、ツンデれの街なのです。

③納豆の世界征服

→フランス化のキー素材は、やっぱり納豆です。

 

ここでは、③の納豆の世界征服をピックアップします。

茨城の特産品である納豆は、もともと関東、東北での消費がほとんどで、関西ではなじみの薄い食品でした。しかし100人中、2名でも3名でも、熱狂的なファンを獲得できれば、それは純増の数字であり、売れない商材というのは、実は伸びしろの高い可能性に満ちたアイテムなのです。タカノフーズや、久米納豆は、茨城県内の厳しい競争をしていく一方、なじみの薄い関西地方に次々に出荷し、今では日本中、納豆が食べれるようになりました。

この成功事例を世界のマーケットにむけて、挑戦していくことが今回の提言です。

 

藻谷さんの講演でもありましたが、まずは、寿司ネタの中にまぎれ、こっそり密航するのが良さそうです。

そしてSNSを使い、手巻き寿司の中の謎の食品への疑問をたきつけ、機をみて、あの臭さ、そしてうまさを武器に一気にマーケットを征服する計画です。っといっても100人中、80名、90名が好きになる!なんてことでなく、100名中、0.1名だったとしても、納豆なしでは生きていけないヘビーユーザーを育てていく作戦をとることで。0.1名としても、60億の世界で600万人の納豆ユーザーを育て上げれば、フランスといえば、ワイン。そして、茨城といえば、NATOO!という「情報」を輸出することができるのです。

そのほかにも納豆とワインには共通点があります。まず発酵食品であること、そして毎日たべる(のむ)もの。そして何より大切なのは、「健康にいい」という情報です。

 

わあ、もうフランスこえちゃったよ^^

自由を愛するフランス人。海外ではへそ曲がりの人種?として扱われるようです。それは個を大切にしている証拠、茨城人の気質についても同じことを感じます。風土というものは、風と土が育てるもの。フランスと茨城の地政学的な風景が似ているのであれば、それは、ヒトも、感性も、ワイン?納豆だって似てくるのもかもしれません

 

いばらき×フランス計画。今回も、ごじゃっぺ満載でしたが、いまさら、東京化をめざす街づくりよりも、夢も実現性もあると家訓ニストは考えます。

 

ボンジュ~る ごじゃっぺ(^_-)

シャンゼリゼ通りのおしゃれのカフェで、パリジェンヌたちが納豆をかき混ぜている・・・そんな未来がすぐそこにあります^^