やる気のあるものは去れ! タモリ語録と【ごじゃっぺズム】

画像:タモリさん
画像:タモリさん

3月31日、32年間にわたって放送された「笑っていいとも」が最終回を迎えました。

 

お昼にテレビをつけると、いつも決まってそこにいる・・・

風や、雲。森や水のように、当たり前のように「いる」タモリさんという存在を今回はリスペクトしてみたいとおもいます。

 

タモリさんは、そもそも【タモリ】という不思議なポジショニングで芸能界を渡ってきていると考えます。

漫才師でもないし、大爆笑を誘うわけでもなく、ただなんとなく「いる」。それが【タモリ】という枠なのです。

同じく、大物芸人といわれるタケシと、さんまと比べるとその異質さが際立ちます。

肉や魚といったディナーでなく、【タモリ】は、ごはん。ごはんだけ食べても味はしないが、逆にどんな芸人とも合わせることができる・・・

 

長老のようでいて、子供のようでいて、優しいようでいて、ちょっとエッチで・・・

【タモリ】の枠は、どの地域にもいた楽しいおっさん。ドラゴンボールでいう亀仙人なのかもしれません

 

地域がなくなった今、「笑っていいとも」をつける視聴者は、【タモリ】という景色を見ているのでしょう。

 

いるようでいない。

いないようでいる。

 

まさに仙人のようなタモリさん。

茨城では、タモさんのような人を【ごじゃっぺ】と言います。愛すべきゴジェッペニスト★タモさんのその人生をかけているようで、かけていない?タモリ語録を最後に紹介させていただきます^^

 

 

 

やる気のあるものは去れ!

 

(出典タモリの語録より)

  

 

■いいんだよ1000回記念なんて。652回と1000回とでどう違う。1000回がどうあろうかとか他人が決める問題じゃなくて、自分の心が決める。

 

 

 

■独善とは善意の服でやってきて、嫉妬は正義の服を着てやってくる

 

 

 

■前をみて歩いたってつまんないよ。後ろをむいて振り返ったほうが「あれが楽しかった」って楽しいよ

 

 

■一見、どうでもいい話題をじっくり掘り下げていくと、やっぱりどうでもいいんだよね

 

■大企業が考える都市計画っていうのはどこも同じで、歩きたいような街というよりも、泣きたくなるような街だよね

 

 

 

■いまだに何かをわかったわけでもなく、ただ迷いつつ手探りでやり続けております。

 

 

 

■ストレスはね、発散することはできません。溜まる一方だからストレスを忘れるしかない

 

 

 

■明日のことを語れるヤツはゴマンといるが、昨日までのことをキチっとやれるヤツはほとんどいないんだよ

 

 

■健康のためなら死ねる

 

 

■人生とは後悔する為に過ごすものである。

 

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人生とは、後悔する為に過ごすものである・・・

深いですね^^

 

昔、笑っていいともが、始まった頃、お昼の番組でサングラスをかけるタモリさんを揶揄する論評があったそうです。

とくに言い訳も、説明もしないタモさんでしたが、なぜ、タモさんがサングラスをかけるか?皆様はご存知でしょうか?

 

実は、タモリさんは幼少の頃の怪我が原因で、右目を失明されています。

ことさら美談にもしたてないし、その苦労や、葛藤をみせないのがタモリさんの美学なのかもしれません

 

笑っていいともが終わっても、タモさんは、タモさん。飄々とした芸風は、タモリ倶楽部や、ぶらタモリで、楽しませてくれるはずです。

「やる気のあるものは去れ!」 実際、前向きな人ばかりだと、疲れますよね^^;

 

タモリさんから、そこはかとなく感じる【ごじゃっぺズム】 

子供の頃にどこにでもあった黒電話は、絶滅してしまいました。同じようにテレビとて、誰も見なくなる時代が来るのかもしれません・・・ 

しかし、家訓二ストは断言します。テレビは死すともタモリは死なず!

 

杓子定規の世の中じゃつまりません。

テレビをつけなくてもあなたの心の隅っこに、タモさんを住まわせてください^^

 

ほどほどに、でも、自分らしく。

タモリイズム&【ごじぇっぺズム】をお奨めします。