「伝える」ことを科学する

画像:伝わらない?ポスター掲載の悪い例
画像:伝わらない?ポスター掲載の悪い例

「伝える」ことを科学する

 

あなたは、「伝える」ことを努力していますか?

自分の気持ちを伝える。愛を伝える。あるいは、商売では商品を伝える。人から聞いたことを伝える・・・

人類の歴史は、「伝える」歴史といっても過言ではありません。

 

例えば、文字の発明。父ちゃん、母ちゃんだけなら、文字で?伝えなくてやっていけます。

しかし、第3者や、はるか先の子孫に伝えるためには、言葉でなく文字を使わなければなりません。キリストの言葉を記した聖書や、二ストがすすめる「家訓の唱和」も、伝えることの重要性から生まれた文化なのかもしれません。

 

しかし、「伝える」ことは、いい面ばかりでもありません。

中国の故事では、「悪事、千里を走る」っと、例えられ、好い事は、ちっとも広がらないのに、悪いニュースはあっという間に広がるものです(^_^;)

 

そして「伝える」ためには、したたかな戦略と、少しのユーモアが必要です^^

千里とは、4000km。途方もない距離のようですが、あなたが読んでいるこのブログが東京なら100km、大阪なら500km。そしてアメリカならば、4000kmです。ただし発信するニュースが、二ストの昼食をアップしても、その情報は、3cmも伝わりませんが、二ストがノーベル賞をとれば、地球を3回転するぐらい「伝わる」ことでしょう^^ 犬が人を噛んでもニュースになりませんが、人間が犬を噛むとニュースになります。結局、ニュースとは、フラッグであり、正義も悪もなく、ただ興味や関心を奪いあるゲームにすぎないのです。

 

 

つまり「伝える」ことは、ゲーム。そしてゲームにはルールがあり、それはフラッグを立てるという意味です。

 

JCの事業のなかで、100人を集める総会。これも「伝える」こと

子供集める事業。あるいは何万人も動員するお祭りのような事業、これも、事業を通じて「伝える」ことに他なりません。事業成功までのプロセスを議論するだけでなく、行った事業を「伝える」ゲームについて、研究してみることをおすすめします。

 

ゲームに精通し、フラッグを立てれば、100人の総会でも、FACEBOOKや、新聞などの媒体を通じ、1000人にも、1万人にも「伝える」ことが可能になります。

 

青年会議所では、日本全国様々なシーンに「ひとづくり」「まちづくり」の事業を行っています。そして少しJCをやってきたと人なら必ず先輩から聞くセリフがあります

 

「JCは、イベント屋ではない!」っと

 

花火のように打ち上げれて消えるもの。それがイベント。

そしてJCの事業は、ビジョンにそって展開され、つながり、そして「伝える」ものと心得ています。それをぼくらは、運動。そして、その運動が人を返しさざ波のように伝わることを「伝播」と表現してきました。

 

家訓づくりプログラムも、その場の楽しさだけを提供するならば、イベントです^^;

しかし、作成いただいた家訓をご家庭で「唱和」いただくことで、運動となっていくのです。

 

先週末は、京都の地で、3万5000人のメンバーが集い1年間の運動の発信が始まりました。

3万5000名。実数で1万ぐらいかな?でも、その1万人が今度は各地域地域で、靴をすりへらし、汗をかき、語り部となることで「伝える」1年を経ることで、イベントが、運動に昇華していくのです。

 

そのためには、日本JCの会頭が示された明るい豊かな社会へのビジョンを信じ、地域に返った委員長さんは、理事さんのいじわるな質問にたえ、委員長は、街や仲間の関心を引き付ける「フラッグ」を立てる努力を惜しまないでください!(^^)!

 

家訓づくりでは、「伝える」ことを科学するために検証をしたことがあります。

つまり、受講後半年をへて、家訓を唱和をしているか後追いアンケートを実施させていただきました。約500人のメンバーにひたすら電話をかけ、そしてLOM様にも協力いただき2300名の受講者から800名の回答をえて、約1割80名の皆様に家訓の唱和を実践いただけていることを確認しました。

 

1割という数字が、多いのか?少ないのか? 家訓二ストはこの数字は大きいとジャッジします。

例えば、どれだけ人気のある講師や先生を招いても、受講者が、感動しそして、行動に移るまでは、並大抵のことでないからです。そもそも、感動させるまで到達することでさえ難しいのではないでしょうか?

 

「伝える」ことこそ、人類の歴史。

言葉で、伝える。文字で伝える。事業で伝える。行動で伝える。

 

「伝える」ことを科学する。

まずは、あなたの大事な人に、伝えたい言葉をおくってください^^