開催を検討いただいている鹿嶋青年会議所のS沼さんから、「徳」と「家訓」の関係が説明しずらいんですよ・・・っと、伺いました。 っということで、今回は、「家訓づくり」と「徳」の関係について、検証してみたいと思います。
議案づくりに悩むすべての室長、委員長の皆様だけに贈るメッセージです^^;
まず、Wikipediaから、「徳」についての記述を抜粋させていただきます。
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徳は卓越性、有能性で、それを所持する人がそのことによって特記されるものである。人間に備わって初めて、徳は善き特質となる。人間にとって徳とは均整のとれた精神の在り方を指すものである。これは天分、社会的経験や道徳的訓練によって獲得し、善き人間の特質となる。徳を備えた人間は他の人間からの信頼や尊敬を獲得しながら、人間関係の構築や組織の運営を進めることができる。徳は人間性を構成する多様な精神要素から成り立っており、気品、意志、温情、理性、忠誠、勇気、名誉、誠実、自信、謙虚、健康、楽天主義などが個々の徳目と位置付けることができる。
儒教的徳は人間の道徳的卓越性を表し、具体的には仁・義・礼・智・信の五徳や孝・悌・忠の実践として表される。そして、徳は人間の道徳性から発展して統治原理とされ、治世者の優れた徳による教化によって秩序の安定がもたらされると考えられた。
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いかがでしょうか?
「徳」について、理解できたでしょうか!?
っていうか、難しすぎませんか?
しかし、日本JC出向時、このモヤっとした「徳」の概念を、日本全国に弘めるプログラムを創るっというのが、当時のミッション(>_<) そして、徳を弘めるためには、自分が理解し、なおかつ分かりやすく説明しなくてはいけません!
で設定した「徳」の定義(※正確には「徳溢れる心」)は以下の通りです。
「徳」とは、
①徳とは、良心である
②良心とは、正しい心である
③正しい心とは、日本人として受け継がれてきた誇り高き精神性と美意識を兼ね備えた使命感の源になるもの!
①~③について、丁寧に説明していけば、これだけで2~3日は語り尽くせる内容です^^;
このように、概念をレクチャーしていく手法を、【ティーチング】といいます。学校での授業は、このティーチングの手法を採用しています。
そして、家訓ニストが選んだ手法は、【コーチング】。トレーナーが受講者される皆様を、「徳」の世界へ導くものです。
パワーポイントを使い、徳だっ正義だっこれが日本だ!っというのがティーチング。
これも1つの手法です。
徳とは一見関係ない「家訓づくり」をサポートすることで、「あれっ これが、徳?」というのがコーチングです。
ここで、家訓づくりプログラム開催後の効果を「徳」の概念にプロットして説明します
①家訓づくりを通じ、「これだけは守ってほしい!」という言葉。それが、「良心」
②「良心」を伝え、守ることで、「正しい心」が身につく
③先祖を敬う心や、日本人として受け継がれてきた高い精神性にふれ、
結果、ポジティブな変革をもたらす使命感の源を釀成する
家訓づくりプログラムは、「徳」を学ぶためのツールにすぎません。
家訓は、所詮ぞうきん。ぞうきん自体に、意味などなく、何を磨くか?が大事なのです!
家訓づくりプログラムは、「家訓づくり」が目的にあらず。
「家訓づくり」を通じ、徳溢れる心を学び、さらに「家訓の唱和」を通じ実践することで、徳性を身に着け、さらに家族に、地域に伝播し、世界に「徳」溢れるさせるものなのですっ!
分かったかな?分かんないだろうな(*_*)
開催にむけ悪戦苦闘する委員長の皆様、JCメンバーである限り、「やりたいことをやる!」っという訳にもいきません。どんな無茶な命令にも、自分で勉強し、噛み砕き、そしてわかりやすく資料をまとめ、そして熱い情熱をかたむけプレゼンしていく事が肝要です。
かくいう家訓二ストも、日本JCのスタッフ時代には、揉まれに揉まれ、
「なんで家訓なの?」
「穂坂がやりたい だけやんっ」
っと、役員の皆様から噴出する反対の声を、当時の穂坂議長と共に、1つ1つ消し込み、最後は、熱い?情熱で押し切り、審議可決いただいたものが、このプログラムなのです。
仲間が集いホテルの1室で徹夜を重ね作ったものが、今もこうして、皆様にご愛顧いただいていることに感謝の言葉も尽きません。
あらためて、「徳」と「家訓づくり」の関係性をまとめさせていただき、家訓二ストも原点に帰るブログになりました。S沼さん、ご質問ありがとうございました^^開催に至るよう、家訓ニストも楽しみにしております^^
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