幸せって何でしょうか?
阪神ファンである家訓二ストにとって、幸せについて考えることは重要なことです。よく考えると生まれて38年、日本一はたったの1回。多感な中学~高校~大学の10年間にいたっては、最下位が9回という暗黒時代を経験してしまいました。
幸せって、なんでしょう?
勝利から幸せを得るのならば、だまって巨人ファンになればいい。しかし私は阪神ファン。それだけはできない選択です。負けても負けても、なぜ阪神に惹かれるのでしょう? それはもう拷問のような愛なのです(><)
今シーズン、阪神タイガースが誇る「代打の神様」桧山選手が引退しました。代打という職業は、チャンスのときに起用されるもの。そして勝敗を喫するときに、桧山選手は必ず登場し、あっけない凡退で試合がおわります(*_*)。
・・・にもかかわらず「代打桧山」のコールの度に、阪神ファンは心踊り、「今度こそはっ」と、神を信じてしまうのです。試合の勝ち負けとも違う次元の「信じるか」「信じないか?」の拷問って、実は幸せなことではないでしょうか?
今日の家訓二ストの脱線コラムは、「代打桧山」引退記念。題して「拷問から考える幸せの形」です^^
拷問と聞いて、まっさきに思い浮かぶのは、爪をはいだり、重石をおいたり、肉体的な痛みを伴うことを連想します。
しかし、もっとも残酷な拷問は、体でなく心を砕く類のものです。
たとえば、こんな拷問があるそうです。
①穴をほる
②穴をうめもどす
以上。1週間かけて大きな穴をほらせ、そして埋め戻す。この作業を繰り返しさせると半年もせず、人間の心を砕かれます。行動に意味を見いだせない行為について、人間は耐えられない生き物なのです。
人生においても一緒です。
あなたは、なんのために生きていますか?
目的が持てないとき、ひとは苦しむ生き物なのです。
ぼくは何で阪神を応援しているのか? そして桧山を信じてしまうのか!?
・・・「代打桧山」へのゆがんだ愛情を、別の拷問からさらに研究してみます
WEBで検索した結果、こんな拷問にヒットしました。
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2011年1月7日号
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人と組織の悩みが嘘のように晴れるコラム
発行者:株式会社フェイス総研
読者数:45,465名(まぐまぐ・自社配信・melma!他)
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◆ 史上最悪の精神的拷問 ◆
「心のなかの幸福のバケツ」トム・ラス、ドナルド・O・クリフトン(日本経 済新聞出版社)という名著がある。
⇒ http://www.faith-h.net/contact/rd.asp?aid=book0107
ポジティブなストロークを与え合うことにより、人々のモチベーションがあがり、職場の生産性が改善する、というポジティブ心理学に関する名著だ。
そのプロローグにおいて紹介されているのが、研究のきっかけとなったエピソードであり、同時に本コラムの表題でもある「史上最悪の精神的拷問」である。
陸軍の主任心理学者であるウィリアム・E・メイヤー大佐は朝鮮戦争後、北朝鮮の捕虜となったアメリカ兵1,000名を調査した。すると驚くべき事実が判明した。なんと、北朝鮮の収容所では死亡率38%にも達する恐ろしい病気が蔓延していたというのだ。
捕虜の死亡率としてはアメリカ陸軍史上最も高い。しかも、その病気とは「マラズマス」(あきらめ病)と呼ばれる精神的なものだった。「抵抗するのをやめ、なすがままになること」。それにより医学的にどこも悪くなくても捕虜が 次々と死んでいった、というのだ。同収容所では、当時よく見かけられた「爪の下に竹串を刺す」などの肉体的虐 待は一切なかった。また居住スペースも確保され、水と食料も十分に与えられた。有刺鉄線で囲まれていたわけでもない。武器を持った兵士に見張られていたわけでもない。しかし、捕虜たちは次々に「マラズマス」(あきらめ病)にかかり、捕虜同士でののしり合い、反発し合いながら死んでいったというのだ。
では、彼らはどのような仕打ちを受けていたのだろうか?それはメイヤー博士によれば「最終兵器」と呼ばれる次のような仕打ちであったという。
●密告させる
●自己批判させる
●上官や祖国に対する忠誠心を打ち砕く
●心の支えになるものをことごとく奪う
これらは、捕虜たちの「人間関係から得られる心の支えを奪う」のが目的であったという。具体的には次のような行動が取られた。
●密告させる
北朝鮮側はタバコなどの見返りを与えて密告を奨励した。だが、密告により告発された者も、告発した者もどちらも罰しない。彼らの目的は別にあるからだ。それは捕虜同士の信頼関係をぶちこわし、互いに疑心暗鬼にさせることである。それこそが、罰を与えるよりもはるかに彼らを傷つけることを北朝鮮側は知っていたのである。
●自己批判させる
北朝鮮側は捕虜を10~12人のグループに分けて一人ずつ「自分がいかに悪いことをしたのか。どんなに正しいことをできなかったのか」を告白させた。これは「集団心理療法を悪用」したものだとメイヤー博士はいう。このグループワークにより、彼らの自尊心や相手へ対する尊敬の心、信頼関係をずたずたに壊していったのだ。
●上官や祖国に対する忠誠心を打ち砕く
特に上官への忠誠心をジワジワと、だが執拗に攻撃した。その結果、次のようなことが頻繁に起きたという。ある大佐の一人が田んぼの水は危険だから飲まないように部下に注意したところ、一人がこう言い返した。「あんたは、もう大佐でもなんでもない。オレと同じただの捕虜だ。オレに構わないでくれ」。その部下は数日後、田んぼの水を飲み赤痢にかかって死んだという。
●心の支えになるものをことごとく奪う
たとえば家族からの激励の手紙は見せない。逆に、親や兄弟が死んだ、とか、夫をあきらめて妻が再婚した、とか、請求した代金が支払われていない、という督促状などという悪い内容の手紙はすぐに手渡した。
これらの仕打ちを受けるうちに、捕虜たちは徐々に生きる目的を失っていった。自分自身も愛する者も信じられない。ましてや神や祖国も信じられない。北朝鮮側はアメリカ人捕虜を「想像を絶する孤立状態」に陥れたのだ、とメイヤー博士はいう
・・・・・・・
史上一番、残酷といわれる拷問ですが、こんな「組織」ってある気がします(><)
支えになる仲間を信じられなくなることが、一番の拷問なんですね・・・
そして、これを家族に置き換えてみてください
あなたは家族の支えになっていますか?
そして、困ったときに、家族はあなたに相談するでしょうか?
悪いニュースだけを取り上げていませんか?
捕虜生活でいう「密告」というのも、家族のなかではなさそうですが似たようなケースはたくさんあります。
子どもが、とちった時、「だから、あの時いったじゃない!」っと過去にさかのぼるケース。また、「どうせまたやると思ったんだ!そもそもおまえは・・・」っと蒸し返し&炎上ケース^^;
ぼくも、子ども時代をさかのぼれば、言ってもどうせ怒られるから報告もしない・・・そんな癖がついてしまっていたことを思い出します。
支えになる家族を信じられない・・・ それは、捕虜収容所と等しく「拷問」のなかで暮らしていることに他なりません。
家訓づくりは、伝えるべき言葉を選定することで、自分自身に心の軸足を築きます。
そして、家族のなかで唱和をすることで、心の軸は、家族の軸となり、ゆるぎない存在感は、お互いを信頼し支えあう。そんな素敵な効果をもたらすことでしょう
家庭のなかが、監獄になっていませんか?
家族の団らんの時間に、おのおのが、スマホをいじっていませんか?
拷問は、痛みや、勝ち負けでなく、家族や仲間、そして国家を信じ、愛せるか?そんな自分自身との戦いなのです
家族を信じてください。そして愛してください。
そしてたとえ、失敗したとしても、「代打桧山」を信じ切ることが、あなたの人生を豊かにするのです!
タイガースファンに、信じることの大切さ?を届けてくれた桧山選手。
今シーズンの最終戦となったクライマックスシリーズの最終戦、9回裏2アウトの打席で、ホームランを放ち、現役最後の打席を締めくくりました。「代打桧山」のコールに信じるものは救われる・・・ ですが、結局、試合は負け((+_+))
神様は引退しても人生はつづきます。拷問は、タイガースだけで十分です。あなたの人生に、家訓作りで安らぎを!
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