シェフの気まぐれ 「異業種 社訓風」★開催報告

画像:事業計画書
画像:事業計画書

9月5日 水戸JC 会員拡大研修委員会では、異業種交流会を企画し、その席で社訓づくりのセミナーを開催させていただきました!

 

家訓は、家族のもの。作成された家訓は、徳を育み、家族の健やかな成長を見守ります。

社訓は、会社のもの。作成された社訓は、企業の軸となり、同じく成長を見守ります。

 

創業200年を超える老舗企業が、世界一多い日本。その老舗企業の8割に社訓があるといわれています。また、成長著しい創業まもない新興企業にも、コーポレートなにがしっという名前で、軸が提示されているケースが多々あります。伸びる企業、続く企業には、「理由」があります。そして、その理由には、しっかりとした背景があります。

 

あなたの会社の目的はなんですか?

その目的をつくるものが、この社訓セミナーになります^^

 

「目標」というと、売上110%など比較的スラスラ、出てくるものです。

では「目的は?」というと中々難しい(><)

 

この日は、「家訓づくりプログラム」をアレンジしまくり「社訓づくり」セミナーに衣替えし実施させていただきました。また、【異業種交流会】という名のとおり、セミナーを通じて、水戸に集う様々な職種の皆様の交流を図る機会にも活用しました。

 

 

社訓づくりをしていただくために、今回は、2つのスタイルを採用しました

1つは、家訓二ストが発見した伸びる企業の「黄金則」

もう1つは、JCメンバーにはおなじみの「議案書」を改良したシートを採用しました

 

まずは、「黄金則」の披露

【○○】を通じて、【△△】し、【××】を目的とします

 

この黄金則をつかった社訓の実践例を紹介します

■タリーズコーヒー

一杯のコーヒーを通じ、お客様、フェロー(従業員)、社会に新しい価値を創造し、共に成長することを目的とします

 

■トヨタ自動車

ものづくりを通して、人・社会・地球環境の調和を図り、持続可能な社会の実現を目指します

 

■松下電器(現・パナソニック)

生産・販売活動を通じて、社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与することを使命とする

 

いずれの企業でもこの黄金則が出現しています^^

【○○】を通じて、【△△】し、【××】を目的とします

 

当日のセミナーでも、このフォームに従いたくさんの社訓をつくっていただきました。

ためしに旭運輸 土子社長の社訓をこのフォームに従って、勝手に制作してみます^^

【農産物の流通】を通じ、【生産者・消費者・社会が共に成長】し、【食卓に笑顔をつくる】ことを目的とします。

う~ん、決まった!

 

そして、制作された「社訓」を活用いただくために、用意した2つ目の矢が、事業計画(画像あり)の制作になります。

JCの事業では、議案書というものを制作し、例会や事業が、目的に合致しているか? たくさんの議論を重ねます。「背景」「目的」「予算」。そして事業計画をわかりやすくまとめた書類が、議案書です。

 

この議案書のエッセンスを、商売におきかえたものが、今回制作した事業計画です。

再び、世界の土子様に登場いただき、議案書形式で、土子コンツェルンの事業計画を練ってみたいと思います

 

【背景】

食事の重要性は、単に栄養の補給という観点にとどまらず、人間のコミュニケーションの原点といえます。とくに食の安全が懸念されるなか、新鮮な食材を産地から、消費地へ届ける必要があります

 

【目的】

農産物の流通を通じ、生産者、消費者、社会がともに成長し、食卓に笑顔をつくることを目的とします

 

【事業計画】

茨城県産の野菜を、安心、安全のまま、全国各地に販売します

そして、新たなネットワークを構築し、生産者の顔のみえる販売をてがけ

また  地野菜を味わえるアンテナショップを展開し

さらに ブランド力を高めることで、野菜帝国土子コンツェルンによる

    世界征服を実現します

 

う~んいい出来だ^^

企業の経営者にとどまらず、サラリーマンであっても、働く意味。そして自身の中長期的なビジョンの設定は、たくさんのポジティブな変化をもたらします

 

目的(社訓)をつくり、それを実現するフローをたえず意識すること。

家訓二ストも、今回のカスタマイズは、ノーベル平和賞受賞のためにかかせないフローでした。

 

まだまだ改良の余地はありますが、社訓づくり、ありやね^^

異業種交流会は、拡大の鬼として知られる小田原JCの上田先輩の企画を大胆にパクってみました。そして、ただ名刺交換をしても「交流」にはならないな・・・っと、今回、「社訓づくり」をマッチングさせてみたというのが真相です^^;

 

おかげさまでご参加いただいた入会候補者の皆様、そして水戸JCが誇る多様なOBOGの皆様にも好評のうちに、社訓づくりと、異業種交流を実現することができました^^

 

交流とは、交わり流れるもの、そして社訓とは、流れる日常のなかで、忘れてはいけない確かなものを築くこと

 

家訓二ストの気まぐれ異業種 社訓風。

多くの皆様のオーダーをお待ちしています^^