家庭の軸。会社の軸。

家庭のナカに「軸」をつくることを提唱する家訓づくりの運動。

これは、家庭にかぎらず、会社でも同じことがいえます。

 

家訓、社訓というと、老舗企業に限られてきそうですが、「いま」成長している会社にも、「企業理念」「コーポレートなにがし」という形で、必ず「軸」は存在しています。

 

ものごとには、行動<目標<目的。この3段階が存在しています。

JCでは、これを視覚的にとらえる訓練の手法を「ビジュアルフューチャー」と呼び

各地でセミナーを順次開催しています。

 

家訓をプロットしてこれを表現すると・・・

 

会社名:福寿園

商 売:お茶屋さん

家 訓:「無声呼人」(徳がある人のところには、呼ばれなくて人が集う)

 

目 的:徳をつむ

目 標:呼ばれなくて人が集う

行 動:上記を達成する様々な手段

 

上記のようになります。

具体的には、伊右衛門ブランドでのサントリーさんとのコラボについても、

「無声呼人」。長年築き上げてきた、「ブランド」にまつわる「徳」が、全国津々浦々で、呼ばれなくてもお客様を招いている!っと言えるでしょう。

 

写真は、タリーズのロゴ。昨年、朝霞青年会議所さまの記念事業で、創業者の松田さまのお話を伺う機会をいただきました。借金をして立ち上げた1店舗目の開業にあわせ、1店舗しかないのに、「経営理念」(社訓)をつくった経緯と背景は、素晴らしいものでした・・・

 

タリーズ経営理念:

「一杯のコーヒーを通じ、お客様、フェロー(従業員)、社会の新しい価値の創造し、共に成長する」

 

これを分析すると

目 的:社会の新しい価値の創造

目 標:共に成長する

行 動:コーヒーを通じ

 

う~ん。素晴らしい!

 

結局、コーヒーを売るだけなのですが、ビジョンがしっかりしていると、

お客様に提供すべきサービスや、店内の環境。1つ1つの経営サイドの選択がピタリっとはまって見えてきます。

仮定として、「おいしいコーヒーを提供する」ことが目的であれば、店内にタバコを吸うスペースをつくる選択はしないと思うし、「コーヒーを通じ」とすることで、提供しているものが、お店の雰囲気だとか、いろいろなファクターが見えてきます。

 

会社のナカに、軸があること。そしてそれを社員全員が理解できている会社は間違いなく強い!それは「伸びる」という結果につながっていると思います。

 

ビジュアルフューチャーの勉強をはじめて、僕自身、考え方がすっきりしてきました。

そして、目的をもつことの大切さを改めて、気づかされております

 

家訓は、家族のためだけにあらず。従業員が家族であれば、オヤジは子供(従業員さん)を迷わせてはいけません!

幡谷哲太郎、人生修行中。ただいま、ぶれない自分づくりのために京都へむけて移動中です。JCメンバーのみなさんは、あさってのセミナーでお会いしましょう