「家訓づくりプログラム」をめぐる神学論争
今回のブログは、プログラムの採用のため議案づくりに追われる某委員長さまのご依頼で掲載させていただきます。
ほとんどの人に興味のないディープすぎる内容になっていますので、ご注意ください^^;
■誕生から
11年 日本JC 福井会頭よりの指示で、「徳溢れる心醸成」のためのプログラムの製作を指示される
予定者の10月から製作を開始、翌年1月に審議可決。以後全国に展開中
■「徳溢れる心」とは?
日本人として受け継がれてきた誇り高き精神性と美意識を兼ね備えた使命感の源。
■「徳」とは?
良心。そして「正しい心」
難しいミッションをクリアーするため、プロット(あついはツール)として採用したのものが
「家訓づくり」にあたります。
JCの神学論争的には、徳溢れる心を醸成するために選んだ手法が、「家訓づくり」なのです
また、プログラムの性質も、ティーチング(教える)スタイルでなく、コーチング(導く)ものを選択しました。これは、おのおの良心は、教えるものでなく、思い出すものと想定した故のこと、なのでプログラム中、トレーナーは、導くばかりで、実は何もしていません^^;
では、「家訓づくり」で、どういう効果を期待したのか?想定している効果は以下の通りです
■「家訓づくり 」での効果
家訓づくりをざっくり表現すると
「受講者ひとりひとりが、自分の伝えたい言葉を抽出し、これを伝える」こととなります。
上記の【自分の伝えたい言葉】、この部分が、徳溢れる心でいう【良心】に該当します。
【良心】の抽出に専念いただくことが、この家訓づくりプログラムの本髄です。
そのために90分の時間の殆どを、自分の【価値観】を見直すワークショップに当てています
また、抽出の際、「日本人として受け継がれてきた誇り高き精神性と美意識」というミッションをクリアーするために、「親からのメッセージを10個を書き出す」ワークショップを構築しました。いわゆる「ブレインストーミング」の手法を用いてメッセージを抽出、かつKJ法で、分類することで、日本人に受け継がれたものが 現れる!というロジックです。
■「家訓の唱和」の効果
「使命感の源」というミッションに対しての答えが、「家訓の唱和」に当たります。
本プログラムが、家訓を選定するだけにとどまらず、さらにご家庭内で唱和されることで、正しい心が伝播される!という効果です。
JC内、あるいは研修などの機会で「その気になる」経験をお持ちの方も多いことでしょう
ただ、その研修後、実践できているか・・・ そう、ここからが難しい宿題なのです。
「家訓づくり」というツールは、実は、実践に移す、そしてその効果を体現できる点で優れています。
価値観を見直すだけなら、もっといろいろな手法があるかもと思います。
また、伝えるだけなら「手紙」。また、躾だけなら「こどもキャンプ」っと、手法は多岐にわたりますが、家訓は、実はいろいろなソースに耐えうる、また効果も確認できる最強の手法でもありました。
整理します。
①徳溢れる心を醸成するプログラムを製作
②ツールとして「家訓づくり」をチョイス
③ツールの効果として、「良心」の抽出に特化
④ツールの2次的効果として、「正しい心」を伝播し日常の中で実践できる設え
金原委員長、分かっていただけました^^?
っといいながらも、徳という概念事態、答えのないものでもあります。11年度の責任として、組み立てたロジックを、開催いただきました皆様に育て、肉付けしていただいたっというのが、神学論争の着地点です。
答えがあるようでない。答えがないようである。
家訓づくりプログラムの採用を検討されると、LOM内での質議応答で苦戦される例を何度も立ち会いました
実は、日本JC内でも、本プログラムの採用にいたっては、かなりの論争を引き起こし、ギリギリでの通過、発信だったのです。
答えがあるようでない、ないようである。
「形」を決めないロジックは、実は、可能性の宝庫。
そして結果徳溢れる心の大展開につながっています
その後の家訓づくりプログラムの採用に際しては、
メンバー内での研修、新入会むけのガイダンス、講演会とのマッチアップ、社訓に特化
さらに親学、子供むけの事業の中での裏版として、こどものキャンプの裏版、
さらにさらに神職の皆様むけのプログラム、墓石の部会の皆様の夏の事業にっ
そしてさらに、PTAでの開催。親学として、教育委員会での正式採用にむけて!
家訓づくりプログラムは、皆様の雑巾です。
雑巾事態にさほど意味はなく、何を磨くかは、お招きいただく皆様がお決めください。
今一度、日本を洗濯してそうろう!
あらたな目標ができた家訓ニストでした^^
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金原委員長 (木曜日, 07 3月 2013 14:50)
明日の例会を控えて、家訓ニストを見ていたら、同じ悩みを持ってる委員長もいるもんだなぁと共感してた矢先に私の名前が登場じゃありませんか!
あまりにもびっくりしたのでコメントしました。