会津藩「什の掟」

写真:会津若松城「鶴ヶ城」
写真:会津若松城「鶴ヶ城」

会津藩「什の掟」

 

家訓づくりの中では、日本に残る多くの家訓を紹介しています。その中でも、秀逸なのが、今回紹介させていただく、「什の掟」です。

 

そもそも家訓とは、日本には古くから、子孫に残す教訓や戒めなどを残してきた歴史があります。現代でも旧家や、老舗企業の社訓として、その形跡をみることができます。家訓がある家庭には、先祖から続く価値観が継承されていることで、家族のなかの軸がしっかり保たれ、結果、子供たちを多くの災いから、未然に防ぐ効果や、子育ての中でも、躾や、道徳心を身につけるたくさんの効果あるといわれています。

 

会津藩「什の掟」 

一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです

 

「ならぬものはならぬものです。」この一言が実に重い。

近代合理主義の幻影なのか、とかく僕らは、説明を求めがちです。しかしそれが正解なのか?たんに自分の中に、やらない言い訳を探しているだけかもしれません。

 

「ならぬものはならぬ」

家庭、会社、JC活動・・・ ならぬものはならぬ。っと言える自分になりたいです

言う以上、伝える方にこそ、それ以上の戒めと誓約が求められる。

家訓は、伝えるものだけなく、伝える側の覚悟を求められるものなのかもしれません

 

什の掟、おすすめです!

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コメント: 2
  • #1

    たいまる (火曜日, 23 7月 2013 20:23)

    什のおきてがわからなくてしらべてこれおみつけてみたら、とてもわかりました。

  • #2

    家訓二スト (火曜日, 23 7月 2013 21:20)

    「たいまる」さん コメントありがとうございます^^ 私自身、ならぬものはならぬ!っと言えないダメな大人です。什の掟を胸に日々精進ください